気ままに夫婦2人で中欧旅行【5日目】後半
ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。
今回は、前回に引き続き2019年夏に訪れた中欧旅行の5日目後半を紹介します!
5日目後半は、エリザベート皇后が愛したブダペスト郊外のグドゥルー宮殿を後にし、
リスト・フランツ記念博物館に行き、彼のピアノを見たり、晩年の生活をのぞいたりし、
その後夕食としてフォアグラ料理を堪能し、夜は暮れ行く街をお散歩しました。
旅の日程、概要、旅行費、手配方法等についてはこちらから。
5日目前半は、こちらから!
地下鉄でリスト・フランツ記念博物館へ
グドゥルーから列車(H8)で戻ってきた後、M2地下鉄に乗り、Deak Ferenc ter駅にてM1に乗り換え、Vorosmarty Utca駅で下車し、“リスト・フランツ記念博物館”に向かいました。
地下鉄は、暗いし、天井が低く窮屈でしたが、
吊革が本当の革だし、駅の壁も駅名表示もタイル作りで、古いけれど味があり可愛いらしく、東京メトロや都営地下鉄との違いを楽しめました!
地下鉄の駅の低い位置にあった、木の門。謎!!
ちなみに、地下鉄は24時間チケットを2枚買い1日目に1枚、2日目にもう1枚を使いました。(でもあまり、公共交通機関使わなかったので勿体なかった!)
リスト・フランツ記念博物館
リスト・フランツ記念は、目立った看板もなく、普通の建物の横手にある閉まっている扉を開けないと入れない、実に地味〜な存在感でした。
(一応国旗が掲揚されていたので、ここかな?とは分かりますが、扉が閉まっているので閉館しているかと思ったし、“リスト・フランツ”と読める3枚ほどのプレートが壁に貼られているだけなので、扉を開けるのを大分躊躇いました…。)
1階には、クロークとリストの年表のようなものがあり、孫の動画を見ながら仕事する、緩いクローク係のおじさんにリュックなどの大きな荷物を預け、階段で2階に上がり、資料館を見学する流れでした。
2階の扉も閉まっていたので、また勇気を出して開けなくてはいけませんでした笑。
入ってすぐの受付で入場料とオーディオガイド代を払い(合わせて約800円)見学開始!
ハンガリーでは、日本同様人名は、姓名の順で表記し呼ぶので、(ハナコヤマダではなく、ヤマダハナコ)
“フランツ・リスト”ではなく、“リスト・フランツ”としてオーディオガイド内では呼ぶこと、資料館ではそのように表記されていること、
この場所は、晩年期にフランツが居住していた家を資料館にしたものなので、主に晩年期の展示が多いことが、まず初めにオーディオガイド内の話でありました。
資料館内は、主に3つの部屋に分かれており、あまり広くはなかったですが、とにかく見どころと、聴きどころがたくさん!!
入ってすぐの部屋には、リスト愛用のピアノが置かれていて、その周りには彼が暮らした頃のブダペストの街並みの写真や彼の新聞記事などが展示されていました。
2つ目の部屋には、彼の作曲作業のために作られた机とピアノが一体化した特別な作曲テーブルや、
彼が実際に使っていたベッドや起床と同時に使っていたという祈祷台、
奥さんや娘さんの肖像画や直筆の楽譜、
石膏で作られたフランツの手などが展示されていました。
3つめの部屋には、フランツが尊敬するベートーヴェンなどの作曲家や彼自身の横顔で飾られた譜面台のある特別なピアノや、
ベーゼンドルファのピアノ、オルガンピアノ、持ち運びできる音は鳴らないピアノ、
来客が来たときにもてなすソファやテーブル、
オーストリア=ハンガリー帝国ができた時の記念式典でフランツが演奏したプログラム、
ハンガリーをモチーフにした曲の楽譜などなどが展示されていました。
私は、今まで作曲家の資料館にいくつか行ったことがありますが、とにかく展示物がどれも魅力的で、オーディオガイドは丁寧でわかりやすく、全く飽きることも疲れることもなかったです。
ただひたすら興味深く面白くて、個人的には今までで1番良い音楽家の資料館でした。
また、主人はリスト・フランツのことをあまり知らなかったのですが、とても楽しめたそうなので、音楽に興味がさほどない人でも訪れる価値は絶対にあると思います!!
夕食はフォアグラ!
本当は、ホテルの近くのカフェ(シシィも愛したジェルボー)でお茶をするつもりでしたが、思いがけずリスト・フランツ記念資料館に1時間半も滞在してしまい、お茶するには遅すぎる時間になってしまったため、
ホテルにチェックイン後、18時前に少し早めの夕食を食べに行くことに。
相変わらずのノープランでしたが、せっかくならハンガリー名物のフォアグラを食べたい!と思いGoogleマップで探し、ホテルから1番近い“コムシェソア”さんへ。
予約必須の人気店だったようなのですが、たまたま1テーブル空いていたようで幸運なことに入り口近くの席に案内されました!
しかし安心したのも束の間…メニューを見てびっくり!なんと現金オンリーだったのです笑。
現金の持ち合わせが、ほとんどなかったので焦りましたが、とりあえず隣の席の日本人のご夫婦に何を召し上がっているのか伺い、アドバイスを受けながら注文後、
私1人で1度外に出て、お店のすぐ近くのATMで海外キャッシングをして現金GET!!!
かなり焦りましたー笑。
ATMから戻ると、ワインと前菜が提供され、程なくメインのフォアグラとリンゴの煮込みが到着!簡単な日本語を話す店員さんが取り分けてくださりました。
濃厚ですが、意外と軽くてパクパクいける美味しさ。正直、フォアグラって重いし少し食べれば良いもの…と思っていましたが、あまりの美味しさに箸?もワインも進む進む!
“至福”そのものの最高の食事でした。
でも、写真では分かりませんが、結構な量でしたので結局最後の方はきつくなりました笑。
最後には、サービスという名のしっかりお金を取られる、チョコレートとシャーベットが提供され、食事はおしまい。
フォアグラをお腹いっぱい食べ、ワインも頂いたのに、2人で5千円ほどというとてもリーズナブルなお店でした。
また、接客もホスピタリティーに溢れる素敵なものでしたので、居心地も良く、本当に素敵なお店でした!
ここでの食事の様子の詳細については、こちらから。
酔い覚ましのお散歩
ワインで軽く酔い、フォアグラでお腹がいっぱいになったので、酔い覚まし兼お腹を落ち着かせるために、お散歩へ。
鎖橋まで歩く途中には、ブダ城が!
夕陽(と言っても、この時すでに20時くらい)に照らされる可愛いトラムを眺め、
鎖橋に到着すると、たくさんの観光客が。
実は、私…本当は遊覧船に乗りたかったのですが、訪れる1ヶ月前に韓国人観光客が乗る遊覧船沈没事故があり、まだご遺体が川中にいらっしゃる状態だったので、その上を船で通るのは気が進まず、諦めました。
そのため、鎖橋から暮ゆくブダペストの街を眺め、東欧の真珠を堪能しました。
お散歩後は小さなスーパーでお酒を買い込み、ホテルに戻り部屋飲みをして就寝しました。
そして、6日目は、ゆっくり起きて王宮の丘や中央市場などを観光し、ウィーンへと戻りました。
その様子については、後日!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それでは!ごきげんよう。
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