サヨナラ信用金庫⑨私が退職した理由 ~更に募る不満~ 【転勤と新たな不満】

2020-04-27

ごきげんよう!楓華です。

前回は、本店営業部により馴染むと同時に不満と不信感を募らせ、

違和感も感じ始めたことをお話しましたね。

今回は、更に不満を募らせていき"退職"の2文字が見えてた来た話をします。

最初のお話はこちらから。

前回のお話はこちらから。

このブログに登場する、信用金庫名、支店名、個人名は全て仮名です。イニシャルではなく、楓華が必要に応じてつけたものです。御了承ください。

 

2度目の転勤と新たな出会い

2019年1月末の夕方。

部長より応接室に呼ばれました。

そして、最初の配属先と近い下町の支店への人事異動を命じられました。

役席に対する不信感。不満が募り、

自分の働き方や将来に違和感を感じていたため、最初の異動の時とは違い、

「ここから抜け出せる。何か変わるかも。」

とポジティブに受け入れられました。

有難いことに、何人かの後輩は、

「楓華さんいないとムーリー!」と泣いてくれたり、

「本当にいなくなっちゃうんですか!??涙」と言ってくれたりしたので、

辛く苦しいことが多く、最後の方は不満を感じていたけれど、

「ここにいた意味はあったのかなぁ。」と思いました。

さて、新しい支店のY支店は、東京の下町に位置し、

支店長、課長、40歳のお姉さん、派遣さん2人、そして私の6人しかいない小さな支店でした。

(融資課や営業さんなどの男性、総合職はいない支店でした。)

人数の少なさに初めは驚き、戸惑いましたが、一人一人が役割分担し、

助け合い仕事をする、少数精鋭の一人一人の能力が非常に高い支店でした。

ある二人を除いては・・・。

その二人とは、安田課長と40代の先輩の吉田さんです。

不満の元凶

安田課長の場合

年令は50歳の男性で、昨年50歳手前でやっと事務課長に昇進した、いわゆる…仕事のできない人です。

(※課長職は、早い人だと32歳、普通の方ですと40歳ほどで昇進する役位です。)

課長昇進前は、営業職として働いていたため、事務のことがあまりわからないものの、私が着任した時には、既に昇進から1年が経過していました。

過去にも私は、営業職より事務課長に昇進した男性を何名か見てきましたが、昇進から1年が経っていると通常おおよその事務のことは覚え、頼り甲斐も出てくるものです。

しかし、安田課長は違いました。

例えば、足が不自由で来店が難しいお母さん名義の口座開設(デイケアの費用引き落とし口座が当庫指定のため)に、お嫁さんが来店された場合。

口座開設理由を聴取し、正統性があるか、そのデイケアの口座振替依頼書を持参しているか、など総合的に窓口担当が判断した上で、

役席に「どうような流れで口座開設処理を進めるのか」を相談し、最終的に判断してもらいます。

無理にでも来店してもらうのか、

書類をお嫁さんに持ち帰り頂き、せめて名前だけでもご本人に自筆して頂くのか、

本人とお嫁さんの住所が同じことを確認した上で、2名の本人確認書類を徴求し、お嫁さんの代筆で口座開設するのか、

などです。

口座開設は、マネーロンダリング等の金融犯罪防止の為に慎重に行わなくてはいけません。

そのため、私たち一般職がこのような本人が来店できないなどイレギュラーな場合の口座開設処理の判断、権限はありません。だから、課長に判断を仰ぐのです。

しかし、安田課長。全く判断をしてくださらず、

「うーん。そうだねぇ…どうしようか。」を延々5分以上繰り返すのです。

全く頼りにならない。

結局「○○で良いですか?良いですね??事前検印押してください」と押し切らなくてはいけないことばかり。

パターンを覚え、状況判断ができず、決断力がないため、まったく頼りになりません。

また、1年近く毎日している処理の検印をお願いした際に、

「あれ?これって何?どこを見てどこに押せばいいの?」と今更聞いてくることも多々。

仕事に疑問を持ったり、考えて仕事に向かっていないので、習熟できないのです。

さらに、お客様に対して「あーそうなんだ。ていうことはー?」などとタメ語で話す、肘をついて話を聞く、

A様と話している時に、机上整理が出来ていないため、B様の顧客情報がA様に見えてしまっている。

ということも。

私だけでなく、支店長も派遣のお姉さん2人も安田課長の仕事ぶりには、イライラしていました。

吉田さんの場合。

この方は、6歳の娘さんを持つアラフォーの先輩でした。

私より10歳ほど年上ということです。しかし、全く仕事のやる気がない、仕事が出来ないのです。

産休・育休で3年弱現場を離れていた経歴があったとしても、お子さんの年齢的にそれは3年以上前の話。

知識がなく、やる気もなく、すぐに、

「すごーい!」「わたしには出来ない!」「わたしには無理!」「わからない」

を連発するのです。それで逃げてきたのです。

そのため、本店だと新人でも出来るような事務処理(ここ数年で、法令改正や事務の簡略化でやりかたが変わった処理)が出来なかったり、

投資信託や信託商品の説明・セールスが全く出来なかったり、(そもそも商品を理解しない、する気もない…。)

相続の受付・処理が全く分からなかったり等々、

私よりも職歴が長いとは到底思えない、私より給料が高いとはとても思えない仕事ぶりなのです。

しかも、教えても先程のどれかを口にするので、教える気も削がれます。

こんなに“仕事ができない人”が役席になれるようなA信金。

こんなに“やる気がない人”がのうのうと働いていけるA信金。

2人ともおおらかで、優しいので人間としては決して悪い人ではありませんでした。

しかし、こんな仕事の出来ない人の下で働いていくのが、

こんなにモチベーションの低い人の中にいるのが、

果たして自分の居場所なのか。これで自分の人生良いのか?

将来、子供ができた時に子どもに誇れる仕事をここでできるのか?

子供がいない場合、自分は良い仕事をした。良い人生だった。

そう思える仕事ができるのか?

そんなことを少しずつ考え、ここは私の居場所ではないのでは?と感じ始めていました・・・。

今回は、転勤をしたことにより、モチベーションの低い職員、仕事のできない職員に出会い、少しずつ“退職”の二文字が見えてきたお話でした。

次回は、職員だけでなく他の要素で“退職”の二文字がさらに濃く浮かび上がってきたことをお話しします。

それでは!ごきげんよう。

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