ハイリゲンシュタットってどんなとこ?おすすめのスポットと魅力をご紹介!

2020-05-05

ごきげんよう!

楓香です。いきなりですが、ウィーンの音楽家といえば誰を思い浮かべますか??

モーツァルト? シューベルト?? ヨハンシュトラウス??

私は、断然ベートーヴェンです。

ドイツのボンにて生まれ、虐待のような厳しい音楽教育を父親から受け、

BGM的要素の強かった当時の音楽を

「演奏会」という場を作ることにより

音楽のあり方を替え、実らぬ恋と厄介な性格ゆえに皆さんご存知の気難しいお顔になり、

でもでも素晴らしい曲をたくさん残した彼が私にとってはウィーンの音楽家代表です!!

今回はそのベートーヴェンが暮らし、

交響曲3番「英雄」や遺書を作成したハイリゲンシュタットについてご紹介します!!

また、お酒が大好きな人にもオススメの居酒屋の紹介も!!

ハイリゲンシュタットとは

ハイリゲンシュタットは、ウィーン中心地からは5キロの場所に位置する緑豊かなウィーンの森に抱かれたブドウ栽培が盛んな静かな郊外です。

場所的には、シェーンブルンを左下に見る地図だとホーフブルクやシュテファン寺院のずーっと上の方の北に位置します。

聴力を失ったベートーヴェンが暮らし

交響曲第6番「田園」や第9番を作り、

そして弟に向けて遺書を出したとされる場所です。

そのため、ベートーヴェンゆかりのスポットが点在しています。

また、ハイリゲンシュタットは日本で言うところの「居酒屋」のホイリゲが多くある場所でもあります。

そのため、美味しいワインと楽しい音楽を求め地元の方のみならず多くの観光客が訪れる場所です。

つまり、緑を感じてよし

ベートーヴェンの軌跡を辿ってよし

ホイリゲで美味しいお酒とご飯、

そして音楽をたのしんでよし!

の隠れた魅力満載の場所なのです!!

ハイリゲンシュタットへの行き方

ハイリゲンシュタットへの行き方は地下鉄かトラム(37番とD番)の3通りあります。

地下鉄の場合

U4 Heiligenstadt行き(シェーンブルンとは反対方向)の終点ハイリゲンシュタットからバスに乗り換え38A番にてFernsprechamt Heiligenstadt (フェレンシュプレッヒアムト・ハイリゲンシュタット)で下車。

ちなみにバス停は、ハイリゲンシュタット駅を降りてすぐ目の前ですので、迷うことは無いと思います。また、始発ですので逆方向に乗ってしまうという心配もないのでご安心を。

バスの下車場所と、後述するベートーベンハウスまで徒歩7分、ホイリゲのMayerまでは徒歩4分ほどに位置します。私は、こちらで下車し ベートヴェンの小道まで閑静な住宅街を15分ほど歩きました。それぞれの位置関係は下の地図の通りです。

トラムの場合

a37 Hohe Warte(ホールヴァータ)下車。

到着場所はこの辺りです。

ベートーヴェンハウスまでは、徒歩12

ホイリゲのMayerまでは徒歩11分です。

地下鉄のU4とバスで行くよりも少しウィーン寄りに到着するため、主要の見どころまでは少し遠めです。

bD Nußdorf Beethovengang(ヌスドルフ・ベートーヴェンガング)下車。

到着場所はこの辺りです。

ベートーヴェンハウスまでは、徒歩12

ホイリゲのMayerまでは徒歩10分です。

ハイリゲンシュタットの真ん中あたりに着くので、他の2つの行き方の中では1ベートーヴェンガング(ベートーヴェンの散歩道)には近いです。と言っても徒歩10分ほどかかりますが…。

ベートーベンの小径について

ハイリゲンシュタットに居を移した後にベートーヴェンが頻繁に散歩をしていたと言われている散歩道です。

今ではBeethovengang (ベートベンガング)と呼ばれ道の途中ではベートーヴェンの像にも会えます。

木々が生い茂り、緑が豊かで静かで小川が流れるこの場所を散歩し交響曲第6番「田園」の着想を得たと言われています。

場所は この辺りです。

私はバスを下車後1520分ほど閑静な住宅街を迷いながら歩き向かいました。

Beethovenruhe (休息の場、ちょっとした広場)にてベートーヴェンの像に挨拶をしました。

ここは銅像を中心としてベンチが置かれちょっと休憩のできる小さな広場です。

こちらを右手に見てまっすぐ行くとベートーベンガング、ベートーヴェンのこみちです。

残念ながら道はコンクリートで舗装され、片側は住宅が並んでいますが、

木々の緑は深く、

チョロチョロと小川のせせらぎと鳥のさえずりが聞こえ、

静かで趣のある暖かい散歩道をしばし楽しみました。

また、聴力が衰えたのちのベートヴェンはこの音がどれぐらい聞こえ、

何を考えどんな思いで散歩をしていたのだろう…。

としばし遠い210年前の彼のことにも想いを馳せました。

観光客の少ない場所でしたので、

ごった返す観光地にちょっと疲れていた頃よいうこともあり、

ちょっとしたリフレッシュにもなりました。

 

ベートヴェン遺書の家について

ベートヴェンガングから歩いて10分弱。

難聴に苦しんだベートーヴェンが1802年より暮らし、弟への遺書を作成した家があります。

こちらは現在記念館として開放されています。

入り口は目立たず地味ですが、門の前の石畳には、可愛いト音記号があるのでそれを目印にして下さい。

門をくぐると 大きな木の周りを囲うように低い建物がぐるっと建っています。

入って右側の建物にて入場料を払うとあとは自由に見学できます。

1階、中2階、2階に2つずつ計6つの部屋があり、

ドアの横に数字が振られておりそれぞれの部屋ごとにテーマがあります。

ベートヴェンがどのような状態でこの地を訪れ、

そして、遺書を作成するまでに至ったかの過程などが丁寧に展示されています。

楽しい仕掛けのある展示もあるので、お子さんでも楽しめるかと思います!

※詳細は後日別記事にて掲載予定!!

ホイリゲについて

ハイリゲンシュタットには、

先述した通り、ブドウ栽培が盛んな土地のためワイン醸造も盛んな場所なのです。

それゆえ、美味しいワインを飲める店、

ホイリゲ、日本で言うところの居酒屋が点在しています。

中には、ベートーヴェンがかつて暮らした家がホイリゲになったものも!

ホイリゲについては、おすすめのお店について紹介している記事があるので、そちらを是非ご覧ください!

https://panfoo-8bit.net/wien-heuriger/

さいごに

いかがでしたか!?

ウィーンといえば、

シュテファン大寺院やシェーンブルン宮殿、

ホーフブルクなどなど魅力的な観光地がたくさんありますが、

観光客でごった返す中心部から少し離れ、

のんびりとした雰囲気の漂うハイリゲンシュタットでベートーヴェンも通った小道を歩き、

ベートーヴェンの軌跡を辿り、

そして美味しい料理とワインを楽しみ、

一味違ったウィーン観光をしてみませんか!?

とてもオススメな場所です。

読者様のウィーン旅行が素晴らしいものになることを願いつつ、

それでは、ごきげんよう!!

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