MARY POPPINSはロンドンで必見のミュージカル!

2020-05-05

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

2月末に母と7日間のイギリス旅行に行ってきました。

イギリス旅行の5〜6日目には、ロンドンに滞在し思いっきりロンドン観光を楽しみました。

ロンドンって本当に魅力的な街で、どこもとても楽しくて最高の時間を過ごせたのですが、中でも良かったのは、最終日に見た、

“MARY POPPINS”のミュージカルです。

ミュージカルといえば、NYのブロードウェイのイメージが強いですが、

“オペラ座の怪人”や“キャッツ”、“レ・ミゼラブル”はロンドンのウェストエンド発祥のミュージカルなのです。

また、個人的にはウェストエンドの方が、客の質も舞台の質も高いと感じています。

つまり、ロンドンは隠れたミュージカルの都ということです!

そんな、ミュージカルの都で今回観劇した“MARY POPPINS”。

子ども向けの作品というイメージでしたが、大人でも楽しめ、

そして感動できる最高の舞台でした。

今回は、そんな“MARY POPPINS”について紹介します!

ストーリーと上演時間

舞台は、1910年のロンドンに住む4人家族のバンクス家。

バンクス家のパパは気難しい銀行員、ママは婦人参政権運動に夢中で子どもを放ったらかし。

そして2人の子供、お姉ちゃんのジェーンと弟のマイケルは悪戯大好きで家庭教師泣かせ。

そんなある日、子どもたちが『理想の家庭教師像』を書いた紙をパパが怒って暖炉に投げ込んだところ…。

なんと翌朝、パラソルを開いた若い女性、“メリーポッピンズ”が風にのって新しい家庭教師としてやってきました。

メリーポピンズは、厳格ながらも不思議な魔法のチカラを持っており、“ゲーム”と称し子どもたちを手懐け、そして子どもたちも魅力あるメリーの虜に。

また子どもたちの毎日は、メリーを想う煙突掃除のバートはじめ不思議な仲間たちにも出会ったこと、次々起こる面白い不思議な出来事のおかげで、“楽しい休日”に一変。

そして、しかめっ面ばかりのパパやママの表情にも笑顔が戻り、気持ちにも変化が…しかし。。。

というのが簡単なストーリーです。

上演時間は、休憩含めて約2時間半でした。

劇場の概要

シアターとアクセス

劇場:プリンスエドワードシアター(Prince Edward Theatre)

場所:Old Compton St,Soho,London W1D 4HS

アクセス:

レスタースクエア駅(ピカデリー・ノーザン線)より290m。

トッテナムコートロード駅(ノーザン・セントラル線)より300m。

ピカデリーサーカス駅(ベーカールー・ピカデリー線)と、

コヴェントガーデン駅(ピカデリー線)より450m。

ちなみに私は、行きはナショナルギャラリーから歩き、

帰りは、ピカデリーサーカスまで歩きました。(どちらも徒歩10分ほど)

周辺とレストラン

周りは、劇場街ですぐ近くには、“ハリーポッター”の舞台をしている宮殿劇場もありました。

劇場街ですので、近隣には飲食店が多くあるので食べるのには困りません。(早く出てくるかは別問題ですが笑。)

また、中華街が近いため日本料理屋さんも周りには多かったです。

ウェンツが「ロンドン留学中によくいっていた!」とテレビで紹介していた、うどん屋の“こや”もプリンスエドワード劇場のすぐ近くですよ。

ちなみに私は、ハリーポッターを上演している“宮殿劇場”の目の前にある、“シェイクシャック”のハンバーガーで腹ごしらえしました笑。

感想

正直、子ども向けの作品。だと思って舐めてましたが、

もう素晴らしい!の一言。

大人でも(大人の方が?)大興奮でした!!

さすが、ウェストエンド!

さすが、キャメロンマッキントッシュ!

(“キャッツ”や“オペラ座の怪人”、映画舞台両方の“レミゼ”に関わったイギリスの偉大すぎる演出家です!)

私の興奮ポイントは、いろいろありましたので、分けて紹介します!

演者のクオリティ

まず主役のメリーポピンズを演じる“ジジ・ストラレン”の、

仕草のユニークさとセリフの言い方のコミカルさ、でも少しの厳格さが“メリーポピンズ”そのものでした。

歌唱力も高く、“メリーポピンズ”の不思議さと厳格さ保ちながらも、タップダンスなども華麗にこなし、とにかく器用!

印象的なのが、杖をいつも持っているのですが、その杖に引っ張られるように、背筋を伸ばし、飛ぶように階段を上がる姿が、なんともコミカルで、

うまく言えないのですが、正直誰にも真似できない無駄のないスッキリとした?動きでした。

また、子どもたちがどんなミスをしても、動じず、ドンっと構えている威厳ある雰囲気は若いながらも頼り甲斐があり、

「なんてことないわ!」という顔して、魔法でチョチョイと元通りにして、少しドヤっとする表情も最高でした。

また、子どもたちは終始舞台に出ずっぱりなのに、疲れも見せず“プロ根性”があって素晴らしかったです。

とにかく、どの俳優さんも歌が上手く、演技もコミカルで面白く、

6,500円でこんな質の高い舞台見て良いの?と思うほどでした。

絵本や、おもちゃ箱をひっくりかえしたような舞台

メリーポピンズは、元々が児童文学ということもあり、

絵本のページを開くような、ドールハウスを覗くような、ワクワクする舞台装置になっていました。

例えば、バンクス家の外装から室内に場面が切り替わるところは、

お家の外装の真ん中が、観音びらきに開き、ポップアップブックのようにリビングや階段が飛び出してきます。

また、子供部屋やキッチンは、クルッと回って現れるので、まるでドールハウスのようでした。

パパの勤務先の銀行は、“わざと”チープな絵で騙し絵を巧みに使い、奥行きをもたせたり、絵本の1ページを見ているような錯覚に陥ることができました。

不思議とワクワクが止まらない

公園のブロンズ像が動き踊り始めたり、話しかけてきたり、

メリーポピンズといると子どもたちの周りでは、たくさんの不思議が起こるのですが、それは観客も一緒でした。

ケーキを作ろうとして、失敗してキッチンがグチャグチャになっても、一瞬でメリーは直してくれるし、

メリーのそれほど大きくない鞄からは、どう考えても入るはずのないサイズの家具が出てきたり、

舞台上で凧揚げをしていると、メリーが現れたり、

マジックのような演出が沢山散りばめられていました。

また、基本的にはお家のなかや、ロンドンの街並みでは、普通?の色が使われているのですが、

魔法が絡むシーンでは、一変!

ポップな色使い(でもドギツくはない!)があちこちに施されているので、

演出のみならず視覚でもワクワクできました。

思わず声が出るビックリ演出

魔法使えるメリーポピンズと、その仲間たちなので、

思わず歓声が上がるびっくりする演出?魔法もありました!

例えば、煙突掃除のバートは、舞台上のみならず、

舞台の右端も、左端も重力に逆らって真っ直ぐ体を保ったままスイスイと歩き、

更には、逆さ吊りになって天井もスイスイ歩き、

何食わぬ顔と声で、普通に歌い、演じ続けていました。

正直、サーカスです笑。

インナーマッスルが凄いんですかね?

なぜ普通に歌い続けられるのか、なぜ体をまっすぐに保ち続けられるのか、理解を超えてました笑。

また、最後メリーポピンズが傘を広げ、風に乗って去るシーンでは、

傘を持ったまま、風に乗るように、何食わぬ顔で、

堂本光一バリのフライングをし、客席の上を通り去って行きました。

指笛や、ふー!という歓声、拍手が凄かったですし、私はびっくりして、くちあんぐり開いてしまいました笑。

 

2時間半ほぼずっと、子供も大人も笑っていましたし、

観劇中は、私も童心に戻り純粋な気持ちで、心から楽しむことが出来ました。

正直、子供よりも、大人の方が大きな声を出して笑ったり、

歓声を上げたり、最後にはヒュー!と口笛を鳴らしたり、

興奮していましたね。

(子どもの遠足?の引率の先生が、途中で何度も生徒がトイレに行きたがるので、「今いいとこなのに!」と半ギレしてました笑。やはり、子供よりも大人の方が楽しめるようです…。)

カーテンコールでは、メリーポピンズといえば!のあの曲を皆で歌い、演者の真似をして一緒にダンスをして、

大興奮のまま終演しました。

もう幸せすぎだし、楽しすぎだし、最高すぎました!!

※感想ではないですが、トイレの個数が少ないので、できれば観劇前に済ませておくことをオススメします!

さいごに

いかがでしたか?

私は、4ヶ月ほど前に“London  Theatre Direct”というサイトで、

割引チケット(約6,500円)を購入し、当日チケットオフィスにてチケットを受け取りました。(名前だけ言えば受取OK)

夜公演でしたが、あまり観光客らしき人はおらず、

イギリス人と思われる、子どもの遠足?の団体客や子連れ家族、大人の友達同士などが多く、

現地の方に人気の作品のようでしたので、事前にチケットを手配しておくことをオススメします!

 

ロンドン発で舞台がロンドンのメリーポピンズ。

楽しい仕掛けが沢山あり、子どもは可愛く、演者は皆歌唱力抜群!

セリフは早口でちょっと聞き取り難かったですが、それでも十分楽しめる、感動できるクオリティーでした!!

せっかく、ロンドンに行くのなら、ロンドンが舞台の楽しい、

“MARY POPPINS”でロンドンの夜を楽しんでみませんか?

オススメです!!

(なお、帰りは遅くなるので駅まで歩く際にはご注意を!詳しくはこちらの“ウェストエンドの怪しい人”から)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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それでは!ごきげんよう。

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