異世界に迷い込んだ?『光原社』は盛岡のイチオシスポット!

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

先日、盛岡旅行に行った際に、まるで異世界に迷い込んだような不思議で、素敵な雰囲気のお店、カフェに行って参りました。

その名も『光原社』(こうげんしゃ)さんです。

聞けば、日本を代表する童話作家、

そして岩手県出身の宮沢賢治に関係のある場所とのこと。

 

個人的には、盛岡観光の中でかなり上位に入る興奮スポットでした♪

そこで、今回はこの凄すぎる雰囲気を放っている『光原社』さんについて紹介したいと思います!

 

光原社とは

光原社の歴史

元々は、大正13年(1924年)に宮沢賢治生前唯一の童話集『注文の多い料理店』を発刊した出版社でした。

創業者の及川四郎は、賢治と盛岡高等農林学校での先輩、後輩の関係で、当時花巻農学校の教師をしていた賢治の元を訪れ、

彼から膨大な童話の原稿を預かり、童話集『注文の多い料理店』の発刊に至りました。

社名の『光原社』は、及川四郎と賢治で話し合い名付けたそうですが、名前の由来、どのような会話だったかについては不明。

ちなみに、賢治の生前唯一の童話集『注文の多い料理店』は当時全く売れなかったそうです笑。

 

昭和8年、賢治が逝去したのちは、民芸の柳宗悦や、鉄器、染色、版画などの有識者に愛され、厚遇され、

当初の出版の仕事から鉄器、漆器、全国各地の民芸まで業態は移っていき、現在のかたち(民芸品や服飾、食品販売、カフェ)に至ったとのこと。

基本データ

住所:〒020-0063 岩手県盛岡市材木町2-18

電話:019-622-2894

アクセス:JR盛岡駅から550m(徒歩8~10分)

駐車場:なし。(近隣に有料駐車場あり。40分100円)

営業時間:10時〜18時

定休日:毎月15日(15日が土日祭日の場合翌日に振替。詳しくは公式ホームページをチェック!)

公式サイト:

http://morioka-kogensya.sakura.ne.jp/index.htm

併設カフェ可否館(こーひーかん)

光原社さんの本店の奥を進むと、その先に異世界に迷い込んだような素敵な雰囲気の中庭が広がっています。

その中庭の一角にあるのが、『可否館』です。

メニューはこちら。

ブレンドコーヒー:500円

深煎りコーヒー:500円

カフェオレ:580円

ウィンナーコーヒー:580円

ミルクティー:600円

アイスクリーム:600円

ワインゼリー:550円

くるみクッキー:150円

 

朝ドラに出てくるような、レンガ作りの昔ながらのカフェで、入るのを少し躊躇してしまうような、雰囲気でした。

詳しい感想は、後ほど!

訪れた感想

モーリオ

私が訪れたのは、10月の火曜日17時ごろでした。

閉店が18時なので、かなりギリギリの訪問でした。

まずは、本店の目の前にある『モーリオ』さんへ。

こちらでは、南部鉄器(釜定)や、やまぶどうで編んだ籠などの東北の民芸品、そば、そして名物のくるみクッキーなどが販売されていました。

私のお目当ては、なんといっても、名物のくるみクッキー!

5個入り700円の商品がラスト1つでしたので、ギリギリセーフでした。

(本当は3袋欲しかったけれど、ないので諦めました涙。)

ちなみに、ここを訪れる前に南部鉄器の鍋敷と栓抜きを買いに、紺屋町にある『釜定』さんに行きましたが、一部商品がこちらにもありました笑。

光原社本店

続いて訪れたのは、モーリオの向かいにある本店です。

1階には、日本各地の陶器や和紙、岩手の漆器、光原社うるし工房で作られた漆器、賢治ゆかりのお土産物などが並び、

2階部分には、松本の家具、世界の服や家具、家具小物、手作り木綿シャツなどが並んでいました。

(写真は、本店の裏側です。)

私たちは、主人が兼ねてからコーヒーカップが欲しいと言っていたので、

どこ産の何かは残念ながら分かりませんが、(布志名焼かな?)

1つ3千円ほどの山吹色のカップを2つ購入しました。

旅のいい思い出として、家でのカフェタイムを彩ってくれています♪

 

料理を美味しく見せ、食卓を彩ってくれそうな選りすぐりの陶器や、

ペルシャ絨毯の座布団など素敵な商品がたくさん並んでいて、欲しいもので溢れる最高の店内でした♪

可否館

その後は、お待ちかね!のカフェ『可否館』へ。

店内は、2人掛けテーブルが4つの8席と、カウンター席5席ほどでとてもこじんまりとしています。

レンガと木の壁造りの狭い店内は、レトロな壁掛け時計や、船の舵、アフリカの太鼓のような椅子、優しい色のステンドグラス、可愛いタイルの床などなど、

独特だけれど調和が取れた調度品たちが店内を静かに彩り、

宮沢賢治の少し不気味で、でも魅力的な異世界に入り込んだような錯覚に陥ることができ、不思議な安心感があります。

肝心のコーヒーは、注文後豆を挽き、お湯を沸かし、ゆっくりとドリップして入れてくださるので、

挽きたてのコーヒー豆の香りと、入れたてのコーヒーの香りが店内にふわっと広がり、頂く前から嗅覚が美味しい状態でした。

豆自体は、キーコーヒーのものを使っているようですが、丁寧に入れてくれたことと、雰囲気が相まってとても美味しかったです。

一緒に頼んだ、くるみクッキー(さきほどモーリオで購入したものと同じもの)はクッキーというよりは、くるみサンド。

くるみ本来の味が楽しめるように、シンプルに砕いたくるみが、

噛むと軽く砕け小麦粉の柔らかい味が広がる生地の間に挟まれていて、優しい甘さが口に広がるお菓子でした。

わかりやすくいうと、鎌倉の新銘菓の『くるみっこ』キャラメル抜き、甘さ控えめ、軽めという感じですかね。

コーヒーのほろ苦さと、くるみクッキーの柔らかい甘さのハーモニー最高でした♪

ちなみに、残念ながら店内の撮影はNGだったので写真はありません。

大正時代から時が止まったようなレトロな、

でも、この世のものとは思えない不思議な異世界のようなカフェ可否館。

今まで訪れた、どのカフェよりもインパクト大の素敵な場所でした。

中庭

カフェ『可否館』の隣には、

『カムパネラ』という『銀河鉄道の夜』の主人公から名前を取ったであろう、世界の民芸品、服飾、アクセサリーを扱うお店や、(※写真は中庭にある違う建物です。)

『注文の多い料理店』の初版本や関係資料を中心に賢治直筆原稿、写真、書籍などを無料で見学できる『マヂエル館』、

何かは分かりませんが、『えげれす館』、

賢治の直筆の詩が大きく書かれた壁などがありました。

有名な、雨ニモマケズ〜の詩ももちろんありましたよ!

その他にも、光原社の説明が書かれた看板や、

賢治の記念碑などもありましたが、

盛岡の秋は陽が沈むのが早すぎるうえに、ライトアップもされていなかったため、

写真に納められなかったので、ここでは載せないでおきます。

おわりに

(入り口の写真です。ちょっと駅っぽいし、レンガの床が線路のようにも見えるので、異世界に誘う銀河鉄道がやってくるのかも。)

とてもとても、不思議で魅力的な雰囲気を放つ『光原社』さん。

東京から新幹線で2時間11分、盛岡駅からは徒歩10分。

少し距離はありますが、異世界体験するにはちょうど良い長さの旅なのではないでしょうか?

東京からほんの2時間半、賢治が夢見た“いーはとーぶ”を見に、

『光原社』ぜひ訪れてみてください!!オススメです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

それでは!!ごきげんよう。

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