ウィーンでの花の押し売りに御用心!

2020-05-05

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

私は、海外旅行が趣味で今まで15か国を旅した事があるのですが、

断トツで好きな国はオーストリアです!

中でも首都のウィーンは、治安が良く、安全で、物価も高すぎず、街もコンパクトで、綺麗で、人が親切で、地下鉄も便利でと魅力だらけで大好きすぎて何度も何度も訪れています。

何度訪れても飽きる事のないステキな街です。

しかし、1度だけ嫌な目にあった事があります。

今回は、治安が良いウィーンのいつどこで、どのような被害にあったのか、そしてどのように回避したのかをお話しします。

ウィーンでの花の押し売りに御用心!

2019年の7月中旬、14時ごろのことです。

場所は、美術史美術館を出てトラムのブルクリング駅の近くです。

その日、私は少し具合が悪くて恐らく熱もあったのでしょう、少しボーっとしていました。

美術史美術館を見学後ランチを館内のカフェにて楽しんだ後のことです。

市庁舎のフィルムフェスティバルに行くべく歩いていると、

トラムの走っている通り沿いにあった、

白黒写真付きの看板に書かれた、「194×年ナチスがこの通りを」という文字を主人と立ち止まって読んでいたときです。

手口

ナチスに侵攻されたウィーンの看板を見ていると、突如横からエジプトや中東らへん系の背の低い女性が現われました。

そして、枯れかけのバラの花を一輪ずつ私と主人に渡し、

「どうもこんにちは。募金を!」と。

私はてっきり、直前に読んでいた看板とリンクさせ、

「あ、ナチス侵攻の被害に遭った人へ手向けるお花かな。」と理解。

しかし、花を手向ける場所もないし頭の中は「??」状態。

すると、その女性が

「私妊娠中なの。子供に募金を。」と。

ここでようやく理解。(遅すぎですよね笑)

「募金は出来ない。」とハッキリ言ったものの、

花受け取ったでしょ?という態度でした。

遠くの方で、現地の人だと思われるカップルが、

「あー被害に遭っちゃってる。」と笑って見ていました。

(いや、助けてくれよ!)

回避方法

もちろん、お金など払う気はさらさらなく、

こんなくたびれたバラは、無料でもいらないです。

英語で「寄付はできない。花もいらない。」と言い、

バラを返そうとするものの、「触らないで!」と言われ当然受け取り拒否。

だんだん腹が立ってきたので、今度は日本語で、

「はぁぁぁぁぁ??あのね!どんな事情か知らないけど、計画もなく子供作ってそれでこんな物乞いみたいなことをするアンタみたいな奴大嫌い!◯◯に◯りな。◯◯い!◯◯ろ!私の楽しい旅行に水を差して何なの!!」

等どうせ日本語は分からないどろうと大きな声で怒鳴り、

彼女のお腹(多分嘘でしょうけど妊婦なのでお腹は膨らんでました。)に向かってバラを投げつけ、主人の手を掴みそのまま逃走しました。

さすがに追っては来ませんでしたので、これで終わりました。

しかし、妊婦が本当と言うことでしたら、日本語とはいえ酷い言葉を浴びせてしまいましたし、そもそもこのような事件?に遭ったのは初めてでしたので後味は悪かったです。(パリやNY1人で歩いていても何もなかったのに!)

結局、10分ほど歩いても私の怒りは治りませんでした。(怒りん坊なので笑)

見かねた主人が「海外だからしょうがないよ。」と言い、スマホで同様の事件がないのか検索してくれました。

ウィーン市内のウィーン中央駅や市民公園、モーツァルト像近く、シェーンブルン周辺などでは同様の事案があり、特に日本人は被害に遭いやすいとのことでした。

中には、逃げようとしたら唾を吐かれたり、バッグや服を掴まれ逃げれないようにされたり、影に隠れている仲間が殴りかかって来たりするケースもあり、結局お金を払ってしまう日本人も多いとのことでした。(駐在日本人でも被害に遭うことがあるのだとか。)

私たちは、お金を執拗に要求されたり、何かを盗まれたり、殴られたりなどはしなかったので良かったものの、やはり嫌な気分になり腹立たしかったので、同様の事件が起こらないよう、そもそも巻き込まれないように今後は注意したいです。

被害に遭わないための注意点

○いくら治安が良い国、都市だとしても外国。気を緩めない

→3度目のウィーンで“小慣れが出てしまっていたのと、具合が悪く熱もあったためボーっとしていたのが悪かった。

○事前に治安情報を読んでいなかった

→治安が良いし〜!と思い、治安情報を全く読まずに旅行してしまった。そのため、どのような犯罪が発生し、日本人が被害に遭っているのかも知らなかった。今後は、外務省の治安情報に必ず目を通す。

海外で知らない人から物を受け取らない

日本では、ポケットティッシュやチラシなど町中で物を配っている事が多く、知らない人から物を渡されたら受け取る習慣が付いている。

しかし、タダほど怖いものはない!を海外では心に置き、日本での習慣は忘れる。

黙らない

困った時には、大きな声を出す。私が被害に遭ったのは人通りもそこそこある広場だったので、日本語でも良いので大きな声で話す、怒鳴ることにより、周りの注目を呼ぶことができた。

(もしかしたら、大きな声で怒鳴ったため周りの目が気になり唾を吐かれたり、カバンを掴まれたりしなかったのかも?)

受け取ってしまってお金を要求されても、絶対に動じない

動じはしなかったのは良かった。しかし、怒る態度をとるのはいいけれど、冷静さは欠かないようにする。

自分は日本人の代表ということを忘れない

お金を渡す日本人がいるから日本人はカモにされやすい。

自分以外の日本人が被害に遭わないために、日本人も手強い!

と思わせるためにもカバンと財布の紐は固く閉じて開かない。

相手が手強い時のことを考えて、捨て財布を作っておく

面倒でも少額のみ入った財布、カードの入った財布、纏まった額が入った財布に分ける。

そして、最悪は少額財布を出して「これだけしかない!」とアピールして逃げる。

おわりに

私は、年に1回以上は海外旅行を必ずするので、“慣れ”もあり、

海外=怖い。

海外=思いもよらないことが起きるかもしれない。

という意識が著しく低下していました。

その戒めとして、今回のような事件が起こってしまったのだと思います。

そのため、今後は旅を楽しみつつも気は抜かず、

平和ボケした日本人を狙った犯罪を寄せ付けぬよう、

シャキッと海外旅行に臨みたいと思います。

また、海外=怖い。

というイメージを持ち、海外旅行へ出掛けられないのはとても悲しい話です。

私のこの記事を参考にして、是非海外旅行、できれば私の大好きな街、ウィーンに出かけて頂ければなぁ。

と思います。

海外では楽しみながらも気を緩めず!それが一番楽しむための秘訣かもしれませんね!

 

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それでは!ごきげんよう。

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