【続】劇場でのコロナ感染ニュースについて

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

新宿の劇場で発生したクラスター(計20人の感染)について、数日が経ち明らかになってきた部分があるので、

先日に引き続き、この件について新たに判明した事実と、

それに対する、私の個人的な意見を紹介します!

先日公開した見解については、こちらから♪

https://panfoo-8bit.net/covid-19-theater/

※あくまで、イチ演劇ファンの自論ですので悪しからず…

劇場の設備について

今回のクラスターが発生した劇場は、『シアターモリエール』。

約200席の小劇場で、公演時間以外は窓を開けるなど換気をしていたそうですが、

公演中は密閉状態だったということなので、

恐らく、宝塚大劇場のように、劇場内に給気と排気装置がなく、

空気が外気と入れ替わる仕組みにはなっていなかったようです。

 

また、一部スタッフの話では(テレビ)、

座席やトイレ、お客様がよく触れるであろう箇所の消毒作業をあまり行っていなかったという証言もあるそうです。

楽屋について

楽屋はたった8畳しかない部屋で、 スタッフや演者が“密”になる状態だったそうです。

マスク着用、検温の徹底をしていたとのことですが、

実際、楽屋で1人1人がマスクを着用する、なるべく距離をとる。

などの対策をしていたのか分からないうえに、

あくまで予想ですが、こんなご時世とはいえ、

人が集まると喋りたくなるし、

必要最低限の会話はしていたと思うので、

小劇場とはいえ、楽屋の狭さはかなりの問題だと思います。

何かしらの感染防止の工夫も聞こえてこないですし…。

客席について

客席は、テレビでの報道を見る限りでは、

パイプ椅子のような可動する椅子だったようです。  

また、テレビ(めざましテレビ)によると、

「初日から千秋楽に向かって、座席間隔が狭くなっていった。」

「1列目は、フェイスシールドを配布されていたが、強制ではなかった。」

「日によっては、ソファー席のようなものがあり、そこにぎゅうぎゅう詰めに座っている客もいた。」

というような証言が観客からあったそうです。

 

186人規模の劇場ですが、政府のガイドラインに沿って座席は100人弱に減らしていた。

という風に運営は言っているそうですが、

観客の証言から推測すると、 初日や2日目はガイドラインを守り、100席弱にしていたとしても、

恐らくですが、リピーターチケットや当日券販売をし、座席数を増やし、

なんだかんだで100人以上の観客席を設け、

そこに観客を座らせていたのではないかな?と思います。

入り出待ちについて

出演者の中に感染者がいたとしても、

何故観客にまで感染したのだろう?

最初にニュースを聞いた時に不思議に思ったし、

観客は、他のところから菌をもらってしまったのでは?

と、劇場内感染ではないだろう。と私は思っていました。

 

 しかし、明らかになった、

『出入り待ち禁止だったが、実際は出入り待ちしている人がいて、演者もそれに応じていた。』という事実。

正直言って、10代や20代前半の若かりしころの私には、

観劇=出入り待ちして握手と会話ができる!

という考えがあり、観劇する日は必ず出入り待ちをしていました。

(観劇しない日でも行くことも…笑)

そのため、出入り待ちをしたい気持ちを理解することは出来ます。

贔屓、推しを一番近くで見て、触れて(握手)、会話ができる。 控えめに言って最高ですし、病みつきになります笑。

 

しかし、運営から『お控えください』と言われている以上は、 ファンとしては、

贔屓のためにも控えるべきだし、

増してや、このコロナ渦。

なんで、禁止されていたのに出入り待ちしたの?と不思議でたまりません。

したい気持ちは分かるけれど、ファンのマナーが悪ければ、

もしかしたら、次の舞台のオファーが来なくなるかもしれない。

結果的に贔屓に迷惑をかけるかもしれないということを、

何故想像出来なかったんだろう。  

 

私は、イチ贔屓がいる身、演劇ファンとして、 なんで贔屓に迷惑をかけるかもしれない、

出入り待ちという禁止行為をしたのかが理解出来ないし、

正直言って、そんなファンのことを軽蔑すらします

(今回は、演者から観客への感染でしたが、逆もあり得たわけなので、贔屓を危険な目に遭わせるかもしれない行動を何故ファンがとる????)

出入り待ちに対応した、演者にももちろん問題があるとは思いますが、

演者としては、ファンを蔑ろに出来ない、大切にしなきゃ。

という気持ちが働き、待ってくれていたファンを無視して素通りは出来ないと思います。

そのため、この出入り待ちについての、責任は、

ファン:演者:運営=6:1:3かな。

と思います。

 

運営については、次の項で詳しく書きます!

(あと、演者は出入り待ちなどでファンとの距離が近い分、ファンが変に勘違いすることもあるで、蔑ろにした結果、言動が過激化し、変な事件に発展しかねないという恐怖もありますよね…。)

運営の意識について

正直言って、運営が諸悪の根源!!!  

 

体調不良を訴える演者がいるのに、公演を強行するという意識の低さが、まず有り得ない!

公演中止、チケット払い戻しとなると、損失が出る事は目にみえているけれど、

万が一のことを考え、演者やスタッフの安全を考慮し、

他の劇場への影響を考え、

慎重に行動し、判断を下して欲しかった。  

 

また、このコロナ渦なのに、 『楽屋は8畳ほどで多くの出演者が同時に滞在することもあった。』 とか「は?」と思いました。

楽屋と更衣室では、比較対象にならないかもしれないけれど、

民間企業の更衣室では、

窓を開け、換気を常にし、1部屋に2人適度しかいないように、時差で着替え、お喋りはせず、最低限の時間で退室し、次の人と交代する。

などと工夫をしているのだから、狭い劇場内とはいえ、何かしらの配慮をする事はできたと思うのに、

『密になることもあった。』と平気で言えてしまう精神も理解できません。

何か工夫をしていたの?と問い質したくなります。

 

また、恐らくですが、

「そこそこ当日券の列があるから〜売れるだけ売っちゃえ!」 というような意識で、席と席との距離を縮める配置にしたり、

1つのソファーにぎゅうぎゅうにお客さんを座らせたり、

ソーシャルディスタンスを守らない座席配置にし、

客席内を“密”にする、 感染予防よりも利益を優先したという点も、公演強行と同じくらい罪深い…。

 

あと、出入り待ちを禁止をしても、するファンがいることは予想できただろうし、

そのファンに対し、演者としては立場上、素通り出来ないであろうことも容易に想像出来たと思います。

それなのに、恐らくですが、それに対する対策、

例えば、スタッフを楽屋口に配置し、 「出入り待ち禁止です。」と呼びかけ立ち去るように促す、

「待って頂いても、話かけたり、触れたりしないでください。一切演者は対応しません。」と断るなど出来たのではないかな?と思います。

 

体調不良の演者を見て見ぬふりし、 公演強行し、 狭い楽屋で“密”にならないよう工夫もせず、

いくら禁止していたとはいえ、出入り待ちをきちんと取り締まらないことにより、

結果的に、演者とスタッフのみならず観客まで巻き込むクラスターが発生することになり、

下手すると、ちゃんと対策を講じている他の劇団や劇場にまで迷惑をかけるかもしれない結果となり、

私個人としては、この運営に対して激しい憤りを覚えます。

おわりに

今回の、この“劇場内クラスター”により、

これから開演する、東宝や四季、何故か3月に不必要に叩かれた宝塚が、

今回の、へなちょこ運営と同じような目で世間から見られて、

叩かれたり、批判を受けたりすることがないよう祈っています。  

 

ただ、個人的には、首都圏での公演再開は、東京の感染者数増加を加味し、せめて、もう1ヶ月待って欲しいな。と思います。  

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。 それでは!!ごきげんよう。

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