星組公演『眩耀の谷/Ray』感想〜全体編〜

2020-09-24

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

先日、東京宝塚劇場に星組公演、

『眩耀の谷〜舞い降りた新星〜/Rayー星の光線ー』を見に行って参りました!

私にとって初星組さん生観劇でしたが、魅力あふれる才能ある生徒さんばかりで、

2階席の16列目という最後列にも関わらず、遠さを全く感じず、

とても楽しく観劇することが出来ました!

 

そこで、今回は観劇した感想を簡単に紹介します♪

『眩耀の谷〜舞い降りた新星〜』感想

観劇前までは、中国ものってどうなんだろう?

面白いのかな…。。

 

なんて思っていましたが、いざ見始めると、

昔漢文の授業で学んだ『桃源郷』の不思議な世界観、

そして、それをきっかけに中国の不思議な伝説や御伽噺のようなものに憧れを抱いていたことを思い出し、

懐かしい気持ちと、あまり舞台上では見たことのない、中国の優雅で華やかで不思議な世界観に魅せられていきました。

 

個人的には、宮殿の巫女たちの舞が特に綺麗で印象に残っています。

長い袖?手に持った新体操のリボンのようなものを靡かせ、空中に漂わせ、

歩いているというよりも足に車輪がついているのでは?というような滑らかな移動をする舞は綺麗で、

踊り子さんたちは天女のようで妖しくも美しく、

それを見る王の椅子や衣装、帽子の豪華さ、見慣れない艶美さが素敵で、

この場面だけでもオカワリしたいくらい気に入りました!

 

ストーリは、大筋としては面白いと思いましたが、

途中なんというか蛇足が多いというか、間延びしている感じが否めず、少しだけ眠くなってしまいました。

その割には、ラストに向かって急に話が進み、いきなりお話がトントンと進んでいき、話の進み具合の緩急?が激しかった印象です。

あと、蛇足、間延び感があるにも関わらず、宣王や将軍のその後についての描写も言及もなく、

眩耀の谷を王宮を見つけたこと、そして、その後については軽く春崇(有沙瞳)が話すだけでしたので、

物足りない感が若干ありました…。

 

西洋ものとは違う、中国らしい、衣装や舞台の華やかさ、美しさがあり、

悠久の不思議な旅をしているような、

中国の未開だけど秘宝が眠る僻地を旅しているような、謎を解くミステリーツアーをしているような、

感覚にさせてくれる舞台にも関わらず、

少しだけ中盤から後半にかけての演出?話の流れが、

「惜しい…」と思ってしまいました。

『Rayー星の光線ー』感想

レビューといえば、レビュー名のネオン?が舞台上部に掛かっている印象が強かったので、

スクリーンに星空と一緒に“Ray”と映し出されているだけだったのが、まずはびっくりしました。

 

とはいえ、スクリーンを駆使しているだけあり、始まりの星空を旅して、その星空が瞳になる映像はちょっと不思議でしたが、

一気に世界観に引き込まれ、魅力的でした。

光、Rayが集まって瞳になるという、礼真琴と舞空瞳というトップお二人をイメージ、モチーフにしているレビューなんだな、

新生星組のスタートなんだな。と感じさせるスタートでした。

 

幕が開いて、一番初めに新トップのこっちゃんが1人で登場。

1部の礼真の静かな見た目の中に、熱い忠誠心と情熱を滾らす青年とはうって変わって、

髪の色もシルバーでギラギラしていて、とにかくカッコいい!!

そして、なんといっても歌がうまい。

低音も高音もどちらも安定していて、声色も耳心地が良い!!

生徒さんの感想編で詳しく書きますが、こっちゃんは他のトップさんや、星組の2、3番手さんや他の男役さんと比べて、比較的“小柄”といわれている印象がありますが、

オーラがあり、ダンスも伸びやかで振りが大きくて、

“小柄”ということを一切感じさせませんでした。

 

プロローグで組子たちが飛び出してくるところの、勢い、

回転寿司のように、男役さんが銀橋で歌い踊るたびに胸がどんどん高まり、

半年ぶりに私、生でレビュー見ているんだ。

あー。幸せ!!!と今目の前で今となっては大好きなレビューが始まっているという現実に酔いしれました。

ぐるぐる回転寿司(男役さんが次々銀鏡で歌うシーンのことを勝手に命名しましたw)で出てくるどの男役さんも歌が上手く、オーラもばんばんあって、

他の組だったら、2〜3番手さんあたりに1人は歌唱力アレ?って人がいますが、

星組さんは比較的皆歌うま、長身、オーラばんばんでRay(光、光線)を放ちまくっていてレビュー名通りでした。

 

個人的に一番お気に入りの場面は、“オリンピア”の場面♪

多くの組子がギリシャの白い服を着用し、

その周りには、オリンピックの五輪カラーのタスキをつけた神様?や、

ひっとん扮するピンクのドレスを着たオリピアの女神、

金髪のショートヘアの女神助手?

そして、ゴールドの衣装のこっちゃんががいて、

色的にはシンプルでしたが、周りが白(薄いゴールド?)で纏まっているので、ひっとんのピンクのドレスや、こっちゃん、五輪カラーがよく映えて綺麗でした。

 

ただ、コロナの影響でロケットちゃんが少ないのが本当に寂しかった!

いつもなら、舞台の端から端まで届くほどの多くのロケットちゃんが笑顔で綺麗なラインダンス、元気な声を届けてくれるのに、

つなぐ手の間隔も広いし、人数も少ないし、見た目が本当に寂しかったー。

ただ、少ないロケットちゃんを応援しようと、客数が半分近く少ないにも関わらず、いつもよりも大きな手拍子だったのが、

とても温かく、宝塚って良いなー。ファンの方って良いな。と感じました。

 

個人的にちょっと不満だったのは、デュエットダンスが短めで、大好物のリフトも軽めだったこと!!

これから、トップ2人の就任期間が長くなっていくごとに、

2人の息がどんどん合ってきて、よりアクロバティックなデュエットダンス、ムーディーで大人なダンスを見せて、魅せてくれることを期待します!!

おわりに

星組さんは、魅力あふれる実力のある男役さんが多く、

私は贔屓気味の組がありますが、星組もこれからは断続的に見ていこう!と決心しました笑。

(ただ、娘役さんは、あまりパッとしないというか、華がある方が見当たらなかったのが残念でした…。)

 

あと、レビューを見ながら、次のロミジュリの時にどのようなキャスト振りになるか考えるのが楽しくて、

どんなロミジュリを来年見せてくれるのか、とても楽しみになりました。

星組トップ及び一部組子の感想はこちらから!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Twitter@Wisfil_Fukaもしているので、フォローいただけたらうれしいです。

それでは!ごきげんよう。

よかったらポチポチをお願いします( ´ ▽ ` )♪

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

スポンサーリンク