『危険なビーナス』ネタバレと第1話感想

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

昨日(10月4日)からTBS日曜ドラマとして、 東野圭吾原作『危険なビーナス』の放送が始まりました♪

私は、数ヶ月前に原作を読んでいたので、今回は第1話を見た感想と、結末のネタバレを紹介します!!

原作の簡単な感想はこちら↓↓

第1話を見た感想

ドラマ用に随分と脚色してるなーという印象です。

伯郎(妻夫木聡)は、女に飢えてる系男子ではあるけれど、

「動物病院に来る飼い主さんは、僕のお嫁さん候補!」と心の中で思っているほど、

「一緒に飼ってくれるパートナーが必要ですね。」なんて飼い主さんに言ってしまうほど、あからさまではないです。

原作では、ちょっとキモいくらいが、ガチキモでした笑。

あと、波恵さん(戸田恵子)は原作では、あそこまで鬼姑感溢れる雰囲気ではなかったので、色付け凄いな…という印象でした。

 

楓(吉高由里子)は、“危険なビーナス”という感じはないけれど、楓の正体から考えたら、これはこれでアリかも。と思いました。

(過去に演じた役に引っ張られてるかもw)

ただ、原作を読んだ時に浮かんだ、

黒木メイサとか、菜々緒とか、中村アンとか(とはいえ陰山元実役も似合ってる!)、桜井ユキの方が、

もっと“危険”さがあって“謎の美女感”があって良かったかな。という思いは拭えませんでした。

 

細かいところになりますが、康治が入院しているのが、原作では“矢神記念病院”という矢神家が経営する病院だったはずでしたが、ドラマでは自宅療養でしたね。

矢神家は、かつては栄えた一族であったけれど、

義父である康治の見舞いで訪れた“矢神記念病院”が寂れていて、

伯郎が矢神家の衰退を感じる。

なんてシーンが原作ではありましたが、

ドラマでは、かつての繁栄を今も引き継いでいる!

みたいな感じにするのかな?今後の展開に期待です。

ネタバレあり!結末

ネタバレしたくない方は、これ以下はご注意ください!!

 

 

 

 

 

 

 

まず初めに、楓(吉高由里子)は明人の婚約者ではありません

彼女の正体は、警察官です。

明人に依頼され、婚約者になりすまし明人に代わり矢神家に潜入しているのです。

つまりは、明人(染谷将太)は誘拐はされていません!

雲隠れしているだけです。

そのため、この件に関しての“犯人”はいません。

これとは“別の事件”が存在し、そこに犯人がいます。

(これについては後で説明します!)

 

そして、怪しすぎる矢神家の面々ですが、意外とそうでもないです笑。

ただ、怪しく見えるだけです。

その中でも、矢神佐代(麻生祐未)は、比較的秘密が多いですが、

まぁ単に銀座のホステスで矢神康之介(栗田芳宏)の愛人兼、

勇磨(ディーンフジオカ)の母兼、

禎子(斉藤由貴)の学生時代の親友。

というぐらいで、ややキーパーソンというくらいです。

 

勇磨(ディーンフジオカ)に関しても、嫌な奴ではありますが、伯郎と楓が持つ疑問、謎を一緒に解く手助けを、結果としてしてくれる存在です。

百合華(堀田真由)は、単に明人に想いを寄せていて、告白までしたけれどフラれたので、急に現れた“婚約者”の楓を恋愛的な感情として、良く思えないだけです。

波恵(戸田恵子)は、原作では嫌らしい感じはなく、穏やかで柔らかく、兄である康治の看病を献身的に行う良い人という印象で、特にこれといった“正体”はありません。

嫌な姑感出した方が面白いから、ドラマではネチッコイ嫌らしい感じにしたんでしょうね。

 

さて、最初に書いた“別の事件”に戻りますが、

伯郎と明人の実母の禎子(斉藤由貴)は事故死ではなく、他殺というのが“別の事件”です。

そして、その犯人は禎子の妹の順子の旦那である兼岩憲三(小日向文世)です。

(勘が良い方は、キャスト見た時点で薄々気付いていたでしょうw。)

動機については、話が少々ややこしいので簡単に紹介しますが、ドラマ中に明人が言っていた、

「父さん(手島一清)が死ぬ間際に書いた絵。」が関係しています。

(ちなみに、牧雄が開かずの間の前で「もっと価値のあるものがこの中にあるはずだ!」と叫んでいたのも、この絵のことです。)

手島一清は、脳の病気(病名は忘れましたw)に罹りそれにより妻の禎子に暴力を振るうことがありました。

困った禎子が治療をお願いしたのが、のちの夫である脳研究をしていた医師の矢神康治です。

治療により一清は、サヴァン症候群の症状が出て“ラウムの螺旋”状の絵を描くようになり、それこそが牧雄が言っていた、

「遺産よりも、もっと価値のあるもの。」であり、

禎子が殺される原因になったキーアイテムなのです。

 

サヴァン症候群とは、自閉症や知的障害のある方の中で、その障害とは対照的に優れた能力・偉才を示すことで、

一清の場合は、脳治療によりその症状が出たのです。

また、ラウムの螺旋は、1、2と数字を書き、2の上に3を3の左に4、5と続け、5の下に6……というように、

順番に螺旋状に数字を書いて行き、そのうち素数だけを残すと出来る螺旋状の不思議な模様のことです。

禎子ののちの夫となる、康治と牧雄は脳の研究をしていたため、

脳の治療によって、サヴァン症候群が発生し、かつての画風とは全く違う数学的な絵を描いたということに興味を持ち、

そして、数学者である憲三は、数学の神秘である“ラウムの螺旋”の絵の存在など知らない一清が突如、

取り憑かれたように描いた、“ラウムの螺旋”状の絵に興味を持ち、

この絵こそが、全ての物語の始まりの鍵となるのです。

 

ちなみに、伯郎が母の再婚相手の康治のことをあまり良く思っていない理由にも、脳研究が関係していて、

幼い頃の伯郎は、康治の研究所を訪れた際、動物実験をしている康治と牧雄を目のあたりにし、

それにショックを受け、康治のことを好きになれなくなり、

かつ当て付けのように人間の医者でなく、動物の医者(獣医)を志したのです。

 

他にも東野圭吾らしい伏線が色々と張られていますが、

あまりにも紹介しすぎると、ドラマを見る楽しみがなくなってしまいそうなので、これくらいに留めておきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

それでは!!ごきげんよう。

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