ミュージカルエリザベートと私③〜バートイシュルとグラーツ〜

2020-02-08

ごきげんよう!楓華です。

前回は、エリザベートにハマりすぎて、

ついにウィーンに聖地巡礼に行ったことをお話ししましたね。

今回は、2度目のオーストリア旅行で訪れた、

シシィとフランツが出会ったバートイシュルや、

ウィーンに次いでオーストリア第二の都市であるグラーツに、

ついてお話しします!

オーストリア旅行の相棒と目的

今回の旅行は、私とミュージカルエリザベートを出会わせてくれた実の母が相棒です。

母もまた、エリザベートの大ファンで「聖地巡礼をしたい!」

とよく言っていたので一緒に行くことに。

私は、1度ウィーンには行ったことがあるので、せっかくなら他のオーストリアの都市にも行きたい!と思い計画を立てました。

 

私は、団体行動が苦手なので、

普段は、完全個人手配で旅行に行くのですが、

今回は、母との旅行でしたので、

『日本旅行』さんのこちらのツアーで、8日間のオーストリア旅行に行きました。

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簡単な日程

1日目

AM11:00ごろ羽田出発→ドイツミュンヘンへ。(ルフトハンザ)

当時は、オーストリア航空の直行便が廃線になり、ANAのウィーン直行便もまだなかった時でした。

(この半年後くらいにオーストリア航空は再就航、1年半後にANA就航されました。)

午後4時ごろミュンヘン着。すぐにバスにてザルツブルクへ。

ザルツブルク着は夜7時ごろ…。何もできず1日目終了。

(友達とだったら夜の街に繰り出すところ、母となので外出も出来ず、寝るだけ…)

2日目

午前中:ザルツブルク市内観光

ランチのデザートは、同じツアーの人の計らいでザルツブルガーノッケルを頂きました。フワフワだけどあまーい!

午後:引き続きザルツブルク市内観光後ザルツカンマーグートへ。

宿泊は、サウンドオブミュージックでマリアとトラップ大佐が結婚式をした教会の横にある修道院をリノベーションしたホテル。

3日目

午前:ハルシュタット

午後:ダッハシュタイン展望台とバートイシュル

宿泊は、グラーツにて

4日目

午前:グラーツ観光

午後:ゼメリング鉄道に乗車しウィーンへ

夜:個人手配でオペラ座にいて『サロメ』鑑賞

ウィーンに宿泊。

5日目

ヴァッハウ渓谷にてドナウクルーズ

および

メルク修道院

夜はホイリゲへ

6日目

午前:シェーンブルンや美術史美術館など

午後:フリータイム

モーツァルトハウスやカプチーナ寺院、カフェシュペールなど訪問。

夜:個人手配で、アンデアウィーン劇場にて『魔笛』鑑賞

7日目

午前:シシィミュージアムへ

午後:ウィーン国際空港からミュンヘンへ飛び帰国

8日目

成田着。おしまい

エリザベートゆかりの地

バートイシュル

こちらは、当初は旅の行程に入っていませんでした。

しかし、ダッハシュタイン展望台があまりの荒天、季節外れの雪により、

全く何も見えず時間が大幅に余ってしまったため、
急遽、近隣の街ということで、1時間だけ訪れることになった場所です。
(ダッハシュタイン展望台の近くに、この地があることを知っていて、

「行きたいんですよー!」と私が言っていたのもあるかもしれません。)

街並み

ミュージカルエリザベートと私③〜バートイシュルとグラーツ〜

街の規模はとても小さく、1時間もあれば散策できてしまう広さです。

バートイシュルは、

もともと、この地はオーストリア最古の温泉の街

(といっても入浴ではなく飲泉)でした。

でも、エリザベートファン的には、
シシィの姉ヘレネとフランツヨーゼフのお見合い場所であり、

シシィがフランツに見染められた“物語のはじまりの地”ですよね。

この始まりの地に、フランツとシシィは、結婚祝いとして別荘(カイザーヴィラ)を与えられ、

毎年夏には避暑に訪れていたそうです。

また、フランツの母であり、シシィの姑兼天敵のゾフィーは、

結婚後、子宝になかなか恵まれなかったため、医師より勧められて、

こちらの地に療養したところ、

結婚6年目にフランツを授かり、4人の母となれたのです。

そのため、ゾフィーにとっても、

“お気に入り”の大切な場所でもあったそうです。

ミュージカルエリザベートと私③〜バートイシュルとグラーツ〜

こちらは、バートイシュル駅です。

私は、観光バスをこちらで降りて散策しました。

ミュージカルエリザベートと私③〜バートイシュルとグラーツ〜

しばらく歩くと、黄色の郵便局と、白い建物の観光案内所があります。

観光案内所にて、

「私シシィが好きなの!シシィゆかりの地を教えて!」

と漠然としたお願いをして、いくつか教えていただきました。

ミュージカルエリザベートと私③〜バートイシュルとグラーツ〜

こちら、観光案内所にあったフランツヨーゼフ1世の何か。

ミュージカルエリザベートと私③〜バートイシュルとグラーツ〜ミュージカルエリザベートと私③〜バートイシュルとグラーツ〜

目的地までの間に、フランツやシシィのグッズが売っているお店が多数ありました。

カフェ・ツァウナー(Cafe Zauner)

先程の観光案内所より歩いて1分ほどの場所にある、

王室御用達のカフェ、お菓子屋さんです。

ピンクの外壁が可愛い!

こちらの名物は、“ツァウナーシュトーレン”という、

ナッツが入った生地をチョコレートでコーティングしたものです。(私は、見た目がNGでチャレンジしませんでした。)

ちなみに、画像の右上の缶の中には、

ゴーフルのクリームなし。皮のみの煎餅みたいなのが入ってました。

シンプルだけどほんのり甘くて個人的にはとても美味しかったです。

店内は、煌びやかで豪華です。

そして、意外とお菓子が大好きだったシシィの肖像画もあります!

王室御用達のカフェですので、高級感漂っていますが、

どの方もフレンドリーに接客してくださったので、

とても居心地は良かったです。

医薬薬局

こちらの薬局は、

シシィが風邪をひいた際などに、

服用していた薬(シロップ)が販売されている薬局です。

当時から、レシピ?は変わっていないそうで代々引き継いでいる、

“スペシャルなお薬!”とのことです。

その他にも、リップクリームや紅茶など、

シシィ好きの方へのお土産にぴったりのものも売ってましたよ。

ちなみに、私は紅茶と、

「シシィも服用したなら…。」

と例のシロップを購入しました。

しかし、さすがにシロップは怖くて未開封のままです笑

※滞在時間が短かったため、シシィとフランツが夏季に何度も訪れた『カイザービラ』は訪れることはできませんでした。

ホーフベッカライ エーデッガー・タックス

※シシィゆかりの地というより、夫であるフランツゆかりの地です。

こちらは、グラーツにある、老舗のパン屋さんです。

創業は1569年!450年間も続けているから驚き。

1569年って日本はまだ戦国時代ですよ…。

こちらのベーカリーは、“王室御用達”の看板を掲げています。

きっかけはシシィの夫である、フランツヨーゼフがグラーツを1883年に訪れた際に立ち寄り、

「これは美味しい!」とこちらのパンを大層気に入ったため、

その後1888年に“王室御用達”に認定されたそうです。

ちなみに、1883年にはシシィは46歳なので、

すでに放浪の旅に出掛けていた頃だと思うので、

残念ながら口にはしていないかもしれませんね…。

ベーカリーですが、パンだけでなく、クッキーなど焼き菓子の販売も行っていました。

王室御用達ということで、

ハプスブルク家の家紋である“双頭の鷲”が印字された缶入りお菓子(確かクッキー)なんかもありました。

また、奥には狭いですがカフェコーナーもありました。

店内は、私たちのツアーのお客さんでごった返していたので、写真は撮れませんでしたが、

価格帯は、“王室値段”でした笑

 

ちなみに、数年前までは、

海外店舗として唯一日本(秋葉原の万世橋らへん)に店舗がありましたが、残念ながら閉店したようです。

私、開店日に行きましたが空いてたので、嫌な予感はしていました…。

アン・デア・ウィーン劇場

こちらは、シシィのゆかりの地というより、

ミュージカルエリザベートのゆかりの地です。

こちらの劇場で、エリザベートは1992年に初演されたのです。

(ちなみに『モーツァルト!』も初演はこちら。)

アン・デア・ウィーン劇場は、

モーツァルトのオペラ『魔笛』の台本を書いたことで有名な、

エマヌエル・シカネーダーが1791年に皇帝より認可を受け、

1801年に完成させた劇場で、

今も使用されている劇場としては、ウィーン最古です。

(オペラ座よりも歴史があるという意外性…)

その一方で、ベートヴェンが音楽監督をしていた歴史、

第二次世界大戦後は空襲被害にあったオペラ座の代わりとして使われていた輝かしい歴史がありながらも、

一時期は使用されず取り壊しの危機にまで瀕してました。

しかし、最新設備の導入、改装を施し、

現在では、ミュージカル上演や市民向けのオペラの上演。

などによって、愛される劇場となりました。

 

ちなみに私は、モーツァルトの『魔笛』(の現代版アレンジ)の観劇でアン・デア・ウィーン劇場を訪れました。

魔笛に登場するパパゲーノの名前をつけた『パパゲーノ門』

中に入ると、楽譜?がたくさん。

劇場内は、舞台に対して客席が円を描くように配置されている、オペラ座のような作りでした。

天井画も美しい!

舞台の上には、ハプスブルク家の家紋もあります。

ちなみに、ウィーンのオペラ座のように字幕が流れる小さなタブレットのような装置は付いていませんでしたので、

セリフやアドリブなどの意味は全く分かりませんでした。

(事前にストーリーの勉強はしていたので、大筋は理解できましたが…)

そのため、抜群の歌唱力を楽しむだけ…という感じでした笑

もちろん、それだけでも十分でしたが、

インターバルには、

ハプスブルク家の家紋が掲げられてたこの舞台で、

エリザベートやモーツァルト!の初演が行われたんだー。

この歴史ある美しい劇場で上演となると、

会場の雰囲気も相まって、より素晴らしかったんだろうなー。

見たかったな。

と大好きな2作品の初演に思いを馳せました。

おわりに

いかがでしたか?

今回は、ミュージカルのエリザベートの初演の場所や、

ウィーン以外のオーストリアの都市で見つけた、

シシィゆかりの地についてお話ししました。

なお、この旅は、個人旅行ではなく添乗員付きの日本旅行のツアーで訪れましたので、

交通の便については詳細には記載できないことをお詫び申し上げます。

(グラーツは、ウィーン中央駅から電車で1本、2時間半ほどで到着できますが、バートイシュルはちょっと不便そうです。。)

ちなみに、私が利用した日本旅行のツアーは、

利用航空会社や旅の行程の順番の変更はありますが、

現在も催行されている人気のツアーです。

ウィーンだけでなく、

グラーツやザルツブルク、

ザルツカンマーグート、

メルク、バッハウ渓谷

なども訪れることの出来る欲張りな旅ですので、

オーストリアをぐるっと巡りたい!という方にはピッタリかと思います。

私は、ウィーンを何度か訪れた後にこちらのツアーに参加しましたが、

それでも楽しめたのでリピーターにもおすすめです!!

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それでは!ごきげんよう。

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