劇場での迷惑行為!これだけは注意!

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

最近、舞台やミュージカルを上演する劇場での迷惑行動についてのツイートをよく見かける気がします。

上演中のお喋りや、時計のアラーム、スマホの確認(時計見ているのかな?)、前の座席を蹴る等々、

代表的な迷惑行為と言えばこんなもんですが、人それぞれ迷惑に感じる行為は色々あります。

そこで、今回は私が実際に遭遇したお客さん、行動の中で、

「あ、迷惑。困ったなぁ」と思ったことについてお話ししたいと思います。

あくまで個人の意見ですので、参考程度に見ていただければ幸いです。

一番の聴かせどころで、ビニール袋を聴かされた。

新妻聖子さんが、ミスサイゴンでキムをされていた時のことです。

ミスサイゴンは、オペラ『蝶々夫人』が元になった、ベトナム戦争が生んだ悲恋のミュージカルです。

ヘリコプターが登場する舞台装置の大掛かりさ、話の切なさも魅力ですが、なんといっても曲が美しい!

この美しい曲の中でも私が1番好きな曲は、ベトナム人の娼婦キムが息子のタムに歌う『命をあげよう』です。

歌唱力のある女優さんが歌い上げるこの曲は、

涙必至、ハンカチ必須、の歌詞とメロディーです。

新妻聖子さんがキムを演じられていた上演回。この曲の前奏が流れてきた時に事件は起こりました。

私の斜め前の女性が、突如カバンをガサガサし始めました。

それでも充分「!?」となったのですが、

新妻さんが「抱いてーあやした子よー。」と歌い始めると、

ビニール袋を鞄より取り出して、カシャカシャ。

「なーにもねだらない」カシャガシャガシャガシャ。

「小さな男の子ー」カシャカシャ。

ビニール袋よりのど飴?を取り出し音は止まったのですが、

結局ビニール音のせいで集中力を削がれ『命をあげよう』終了。

「聖子さん歌ってるんですけど?」とどれほど言いたかったか。

「てか、なんとなく雰囲気的にもうすぐインターバルって分かりますよね?あと5分我慢してよ!!」叫びたかったですが、ぐっと堪えました。(まぁ上演中なので。)

今や幻の聖子さんキム。

何ヶ月も前から、とても楽しみにしていた1公演だったため、残念な気持ちで泣きました。(当時まだ大学1年生で複数回見る余裕がなかったので。)

インターバル中どなたかが言ったのか、

ACT2が始まる前に、客席係の方より、

「ビニール音を立てぬよう。」と全体に向かって注意があり、

更に、先ほどビニール音を立てたおばさんは、係の方にマークされてました。

果たして彼女の心に響いたのか、自覚があったのかは分かりませんが、2部は何事もなく平和に終わりました。

 

意外とビニール音って響くんですよね。

『命をあげよう』が静かな曲だから。

ということでなく、意外と賑やかな曲でもビニール音は目立つ!

どうか、これを読んでいる方は観劇中には鞄ガサガサ、ビニール袋カシャカシャはご遠慮ください。

開演前に必要な物は、手もとに用意しておいてください。

何卒よろしくお願いします。

テンションの高低差ありすぎ、視界遮りまくり。

以前、人気声優さん(男)が出演されたミュージカルを見に行ったときのことです。

私は、その声優さんの名前は存じ上げていましたが、どれほど人気なのかよく知らず、作品に興味があったため劇場へ。

ホワイエには、半分以上がその方のファンだと思われる女性ばかり。

“痛バッグ”と言われる缶バッチを付けたバッグを持った方や、あまりミュージカルの劇場では見かけない雰囲気の方が多く、

「あーとても人気のある声優さんなんだな。」と実感し、そんな人気の声優さんを生で見れることが俄然楽しみに。

私はその時、1階の後方下手側の席でした。右隣(舞台側)には、声優さんのファンらしき女の子でした。

この女の子こそ、私にとっての『困ったさん』でした。

上演開始からしばらくは、その声優の方は出てきませんでした。

『困ったさん』は明かに興味なさそうにユラユラ。

揺れているだけでも「!?」だったのですが、

目当の方が出てくると、急に前のめりになり“釘付け!”状態。

下手よりの席なので、隣で前のめりになられると彼女の頭で私の視界は妨げられました。

しかし、「そろそろインターバルかな。」となんとなく体内時計?で分かっていたので、直接指摘はせずに耐えました。

そして、インターバルになりトイレより戻り、「さて係の方に言おう!」と思ったら、すでに彼女の後方席の方が報告中。

そして、2部の開始前に「前のめりでの観劇は周りのお客様の視界を妨げるのでお辞め下さいね!」私の列周辺に注意。

更に上演中も、なんとなく係の方はこの辺りを見張ってました。

これで安心して観劇に集中できる。と思ったものの、

今度は、膝の上に置いたカサの高い鞄の上に肘を置いて、

“ウットリ”して観劇。

うん。確かに前のめりではない。でも、彼女の頭が再び私の視界を遮り舞台が見えない…。

もはや舞台で何が繰り広げられているのかも分からない。

ラジオドラマ?ラジオミュージカルを聴いている気分でした。1万円も払って。

正直、この『困ったさん』個人、1人が悪いだけなのですが、

結局作品を楽しめず、その声優さんにも良い印象が持てず、

というかむしろ嫌いになり、

私の観劇史上最も、無駄な3時間を過ごし。無駄な1万円を使った。と感じた最悪の観劇でした。

 

どうか、好きな俳優さんや、声優さん、アイドルさんが出ているミュージカルを見る際には、

○その方が出ていないシーンでもちゃんと見る。

(つまらなさそうにしない!てかストーリー理解できなくて平気なの?)

○その方が出てきても、過剰反応しない。

(前のめりや、必要以上の拍手をしない。)

○自分の推し、贔屓が演劇ファンからも好かれる俳優になれるように、ファンも自分の行動に気をつける。

(ファンの印象は、なんだかんだ言ってその贔屓さん、推しの印象になりがちなので。)

以上3つに気をつけて頂けると嬉しいです。

熱あるけど、頑張ってきました!

これは、チケットが友達とダブって取れてしまい、当日劇場前で譲渡をした時のことです。

今、新型コロナ感染に世界中が怯えていますよね。

劇場は、3時間(20分休憩含む)密閉空間に何百から千人がいる空間。

「ここでコロナをうつされるかも。」と危機感を覚えている方も少なくないかと思います。

でも、コロナの前から劇場は密閉空間。菌を移されかねない環境だったのです。

 

数年前、1月ごろのことです。

ある人気ミュージカルの同日チケットが複数枚取れたので、当日劇場前にて直接譲渡したことがありました。

待ち合わせに現れた方は、大きなマスク姿。

冬だしおかしなことはないのですが、なんとなく顔が赤いし目も充血してる。

「私看護師してて、なんとか今日休みとれて、この公演今日が唯一の観劇日なんです!」

「職場で変なのうつされて熱あるんですけど、この機会逃すわけにはいかなくて、頑張って来ました!(満面の笑み)」

と言われ、ごめんなさい。正直ドン引き。

「あ、そんなに楽しみにしていたんですね。○○さん出演しますもんね。わかりますー。」

なんて口先では、言ったものの、

本心は、「帰って寝てよ…。隣の人可哀想だよ。迷惑…。」

うつされるのも嫌なので話を切り上げ劇場内へ。

そして、終演後『こんなに素晴らしい作品のチケットありがとうございました!具合悪い中来て良かったです。』とメールが来ました。

まぁ倒れたりしなかったなら良かった(?)けど心中複雑。

ちなみに、Twitterをフォローしていたので(学生時代のアカウント)翌日発覚したのですが、やはりインフルエンザだったとのこと。

「昨日のうちに○○(俳優さん)みれて良かった!」と本人は喜んでましたが、正直複雑です。

自分さえ見れれば、自分さえ楽しめれば。

この考え、3時間密閉される劇場ではバイオテロですよー!

超怖いよー!!

どうか、新型コロナでの世界震撼をきっかけに、このような方もいなくなることを願います。

爆睡とイビキおじさん。

これは、私がまだ大学生の時のお話。

当時、帝国劇場には当日学生半額券というものがあり、

今では考えられませんが、レミゼやエリザ、M!なんかも、割と上演1時間前に思いつきで寄っただけで買えてました。

ちょっと高い映画感覚で、A席4千円、S席6千円ほどで一流ミュージカルを大3、4の頃はよく見ていました。

ある日、当日券で購入したチケットが、私の横左右2席ずつ空席という不人気公演で客席はガラガラでした。

まぁストーリーも客入り通りの…お察し…でした。

私の前の席には、60代くらいのご夫婦でした。

奥様のご贔屓さんが出ているようで、旦那さんは明かに“連れてこられた感”。

でも、最初はちゃんと見ていました。しかし、いかんせんストーリーがね。

そのため、寝はじめました。まぁしょうがないことです。

しかし、深く眠れたんでしょうね。イビキぐーぐーかきはじめました。

客席は、ガラガラですのでこの音が聞こえているのは、おそらく後ろにいる私と奥様くらい。

意外とイビキも響く。

この時は、客席のガラガラを良いことに、インターバル中に勝手に移動。おじさんから離れてイビキ被害を2幕では回避しました。

寝ちゃうのはしょうがないことですし、イビキも防げないことですが、ちょっと眠いかも…と観劇前に思うことがある時には、

イビキだけは、どうかイビキだけは、かかぬよう心に留めておいて下さい。

おまけ。お菓子andおしゃべり

これは、日本ではありませんので、おまけです。

ブロードウェイで“キンキーブーツ”を見た時のことです。

 

“WICKED”目的でブロードウェイに行ったのですが、

やっぱ他にも見よう!と思い、

Today’s Tix を使って超安価で、前日夜にキンキーのチケットをゲット。

ウキウキして当日行くと、隣の席には南米系のカップルが。

開演前から、持ってきたクッキーをパクパク。

(結構海外は劇場内での飲食自由ですし、インターバルにはアイスや飲み物を売りにきます。)

上演開始しても、パクパク。まぁやむを得ない。

しかし、どうやら楽しめていないようで、

スマホを見たり、お喋りしたり、新しいお菓子を出したり、

とにかく迷惑行動のフルコンボ!

「お静かに。」「スマホは切ってね。」

と私や後の方が英語で話しかけても、英語が分からないのか困った顔をされるだけ。

定価の半額以下で買ったチケットだし我慢しよう!と思い、残念ですが耐えることを決意しました。

しかし、英語が分からずストーリーも理解できないからなのか、インターバルの間に帰られたようで、2幕には現れませんでした。

これで一件落着。

本場のローラ様の力強い hold me in your heart も、

Raise you upもストレスなく楽しく聴け、

そして最後には、キャストと同じ振付で踊れて最高の思い出となりました。

海外、特にBWは世界中から観光客が訪れるため、正直お客さんのマナーは結構悪いです。

(ディスカウントされている作品は特に!)

まぁ世界から人が集まるんだから、何が“マナー”なのか、“常識”なのか、明確には分からないんですけどね。

日本の劇場でのマナーや常識を自分は持ちつつも、相手には求められないなぁ…という印象です。

ちなみに、私の経験上、比較的人気公演(WICKEDやFROZENなど)のような当日券が出ない、現地の人も行く作品なら比較的ストレスなく見れます。

おわりに

観劇されていない方がこれを読むと、

「え?めんどくさい。うるさいなぁ。」と思うでしょう。

ミュージカル観劇が趣味で、よく行くから。

といって私は決して偉いわけでもないですし、

「絶対に守って!」と言える強制力も勿論ありません。

でも、ディズニーランドで1日遊べる金額のチケットを取って、

たった3時間の観劇をすることを、楽しみにしている人が集まる劇場。

そして、自分もその一人。と思い、

“自分がされたら嫌なこと”を考えて、

少しだけ隣や後方の席の人に意識を向けて、

自分が推しや贔屓さんの“ファン代表”と認識し、

そして、この記事を少しでも、ほんの少しだけでも頭の隅に置いていただければ、それだけで私は嬉しいです。

劇場には、たくさんの感動体験や人生を変えてくれるかもしれない出会いが待ってます。

どうか、気負わず気になる舞台があれば、劇場に足を運んで欲しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Twitter@Wisfil_Fukaもしているので、フォローいただけたらうれしいです。

それでは!ごきげんよう。

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