いま公演をするということ〜主催者、役者、観客の覚悟〜
ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。
昨日、宝塚大劇場での『はいからさんが通る』の公演が開演2時間前に公演中止、
その後今日、明日の公演の中止も発表されました。
理由は、公演関係者の体調不良が判明したためです。
横浜流星主演予定の、『巌流島』も全公演中止を決定したし、
(でも、横浜さんが謝るのは、責任を感じるのは、可哀想すぎる…。誰も責めないよ。と言ってあげたい。)
ジャージボーイズも初日から数日間、スタッフのコロナ感染により公演中止になったし、
SHOWーismも当日に出演者の体調不良により、公演中止した日もあったし、
あちこちの劇団、劇場の舞台が再開されたとはいえ、
いつまた中止になるか、今日公演が出来るか、
というのは日々分からず、
上演されていることへの有り難みが増すと同時に、
だからこそ、イチ観客として出来る限りのことをしたい。
絶対に劇場でコロナに罹ったり、移したり、
足を引っ張るようなことはしないよう気をつけたい。
という気持ちが一層高まっています。
(とはいえ、私は次に劇場へ行くのは9月末ですがw)
今回の花組公演中止に関しては、
具体的に、体調不良者が俳優なのか、公演スタッフなのか、劇場従業員なのかについては明記されていませんでしたが、
(明記する必要、私たちが知る必要はないですが。)
劇団がいかに、コロナ対策、俳優スタッフの健康に気をつけているか、
そして、俳優ならびにスタッフが、少しでも安心安全な舞台を観客に届けようとしているのか、
体調不良を素直に言える風通しの良さが、劇団内にあること、
が今回の件でよく分かり、私個人としては、宝塚歌劇団への信用がぐぅんと上がりました。
(もちろん、クリエ、帝劇の公演も一時休止した東宝も!)
また、同時に、3月から止まっていた公演が7月より再開されたとはいえ、
主催者(劇団)は、
観客の感染予防対策、俳優スタッフの健康と安全を守りつつも、
公演がまたストップするかもしれない、クラスターが発生するかもしれない、社会から厳しい意見を言われるかもしれない、リスクと隣合わせになりながらも、
劇団存続のため、演劇の火を消さぬよう、公演を続けなくてはいけないし、
俳優も、
舞台上ではマスクやフェイスシールドをつけることもできず、
役者間で接近することもあるという、感染リスクが高い中舞台に立ち続けるしかないし、
(腹式呼吸では、飛沫が下に飛ぶため意外とリスクは低いとの研究もありますが…。)
観客また、
クラスターが発生しないように、主催者(劇団)からお願いされている、マスク着用、喋らない、体調不良の場合は来ない、緊急連絡先は登録する、などの対策をしつつも、
感染リスクを頭に入れた上で、劇場に足を運んでいるし、
主催者(劇団)も、俳優も、観客も、リスクと危険と隣合わせの中で、
演劇の火を灯し続けているのだと思い、胸が熱くなります。
先日『ジャージーボーイズインコンサート』を帝国劇場に観に行った時のこと。
アッキー(中川晃教)が終演後に、
「友人の俳優から、全公演が中止になったとの連絡が入りました。
僕は今日も舞台に立てています。でも、明日のことは分からない。いつ、止まるか分からない。
そんな中で舞台に立てること、お客さんが来てくれることがとても幸せです。
1回1回を噛み締め、大切に舞台に立っています。」
ということを言っていました。
ジャージボーイズは、役者同士が向かい合うことがほとんどなく、比較的飛沫感染リスクは低いそうではある印象でしたが、
俳優さんも舞台に立てることを日々感謝し、
そして不安なんだな。と感じました。
観客としても、持っているチケットがいつ公演中止になるか分からない不安もあるし、
主催者(劇団)もクラスター発生やスタッフ、俳優の体調不良を気にかけながらの不安定な中での公演催行だし、
劇団、俳優、観客が一丸となって、このコロナ渦での演劇の火を消さぬよう心がけているのだと思います。
昨日、今日、明日の『はいからさんが通る』のチケットを持っていた方々は、本当にお気の毒ですが、
今日も明日も見えない中で、踏ん張ってくれている俳優、スタッフ、劇団、主催者に私は、とてもとても感謝しています。
話がうまく纏まりませんでしたが…、
最後に!
座席数が戻ること、来場者数が戻ること、生観劇が躊躇無くまた出来る日が来ることを祈って。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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それでは!ごきげんよう。
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