はいからさんが通る(2017年ver)感想

2020-10-07

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

先日のブログで「友の会って友達になってくれないのね!」なんて嘆いていた私ですが、

友の会先行で『はいからさんが通る』東京公演無事当選しました!!!!!

友の会入会して初めて取れたチケット★☆

1階席センターブロックの通路側の座席が取れたので、

通路側の人に気を遣って、少し早めに行って席に着いておかなきゃ!というような心配がないのがさらに嬉しいところ♪

 

前置きはさておき、『はいからさんが通る』観劇が無事決定したので、

予習を兼ねて、スカステ無料放送日に放送された2017年の公演をテレビにて鑑賞しました。

 

1度も漫画を読んだことも、映画を見たこともないため、

主人公の女の子がお転婆、

少尉の役は映画では阿部寛が演じた、

その程度の知識しかない、ほぼマッサラな気持ちで見てみた感想を紹介します♪

ストーリーの感想

お転婆娘(紅緒)が許嫁の少尉と出会い、

少尉の家で花嫁修行、お嬢様教育を受け、一人前?立派なレディになる!

伊集院家の人々に虐められたり、厳しく指導されすぎて、

途中心が折れそうになることもあるけれど、少尉が優しくサポートして、そのうち本当の恋が芽生え……。

というような、マイフェアレディ的な、ミーアンドマイガール的なストーリーを勝手に想像していました。

 

そのため、少尉がシベリアに行って落命するなんて、

(結果してなかったけれど…)

紅緒が記者になり職業婦人として働くなんて、

全く想像していなかったので、

良い意味で裏切られた!

面白かった!!

 

あと、紅緒を取り巻く周りの登場人物、1人1人のキャラが濃くて魅力的すぎた!

紅緒の幼なじみで歌舞伎の女形の蘭丸は、男だけれど、女形だけあって見た目がキュートだし、

紅緒と性格が男女逆な感じで少し弱気だけど、紅緒を一途に思い続け、着いていく姿が健気だし、

牛五郎は、なんだかよく分からないけれど紅緒を親分!と仰いで、全力で紅緒のことを助ける愉快な人情者だし、

怖そうに見えたメイド長も、伊集院伯爵も、紅緒の芯の強さを見込み、

まぁ伯爵とは少し揉めたこともあったけれど、2人とも紅緒を温かく?迎え入れ、認めたのが意外だったけれどホッとしたし、

狸小路伯爵は、タヌキみたいだし、

冬星さんは、女嫌いだけど見た目が女性のようでゴージャスな雰囲気でカッコつけているけれど、どこかコミカルで、

漫画原作なので、当たり前といえば当たり前だけれど、1人1人のキャラクターが面白く、魅力的で飽きなかった!!

 

女性(紅緒、環など)が活発で快活で、

男性が、少し大人しかったり、見た目が女性ぽかったり、

大正時代という今以上に、“男性らしさ”、“女性らしさ”が求められていたであろう時代にも関わらず、

1人1人のキャラクターが、“自分らしさ”を全力に出して、それを周りも認め、批判することもなく、性別に囚われず伸び伸び生きている感じと、

時代故の、許婚だったり、伯爵家武家などの身分制度だったり、軍人だったり、という息苦しさが共存していて、

大正ぽさと、今っぽさのコントラストがまた面白かったです。

 

あと、紅緒が女学生時代は袴姿、葬式の時は白い着物、記者の時はベレー帽にスーツ等、

大正ロマン(袴)、

日本古来の弔いの着物(白い着物)、

西洋風で職業婦人の象徴のような服(スーツ)、

その時代に共存していたであろう、

流行と伝統と西洋風の衣装をその時々に着ていたのが可愛いし、大正時代ぽさがあって素敵だったー♪。

(ただ、ウェディングドレスは日本では美智子様ご成婚の頃から広まったらしいので、ちょっと時代的に早すぎ!?と思いました。上位の方は、大正時代でも着てたのかな?)

あ、あと少女漫画らしい、主人公モテモテの、主人公の取り合い!みたいなのも、アラサーながらそれなりにキュンキュンできて幸せな気持ちになれましたww。

とにかく!!見にいくのが楽しみ!!!

出演者の感想

柚香光

(漫画読んだことないけれど)漫画から飛び出してきたような、頭身と華やかな見た目少尉でした。

紅緒がお転婆な言動をした時の、「フッ」と漏らす微笑み方に嫌味な感じがなくて、紅緒に対する好意を感じてキュンとしました。

 

大変失礼ながら、『メサイア』のリノや『青薔薇』のハーヴィーの時は、あまり魅力は感じなかったけれど、

『花より男子』の道明寺や、今回の少尉では素敵だなーと思ったので、少女漫画の王子様系の役がお似合いになる男役さんなんだな。と思いました。

華優希

『青薔薇』のシャーロットでも思ったけれど、

“少女”という感じの純真無垢な可愛さのある娘役さんだな。と思いました。

紅緒のお転婆役、とっっっても可愛かった♪♪

あと、

モンペ姿で伊集院家に突入した時の姿のなんともダサイけれど、むくれた顔の可愛いさ、

お葬式の悲しみを抑えつつ気丈に振る舞い、伊集院家に残る決断をする儚げだけれど、強い意志を感じる表情、

少尉を見つめる、柔らかく愛おしそうな目などなど、

華ちゃんは、歌もダンスもちょっと苦手な方だけれど、

表情力、表現力のある舞台で化ける、映える娘役さんだと紅緒役で実感しました。

水美舞斗

マイティー、かっこよかったーー。

『青薔薇』のニックおじさんのように、花を愛し、奥様に密かに思いを寄せる心優しい男性役も、あの柔らかい笑顔がピッタリで素敵だったけれど、

『カサノヴァ』のマリノ役や、今回の鬼島のような、ちょっと癖のありそうな見た目だけど、中身は良い奴!であの爽やか笑顔は封印という意外性のある役も、お似合いで素敵でした。

(あの笑顔好きとしては、勿体ない!とも思っちゃうけれど。。。)

 

『はいからさん』では披露する場はなかったけれど、ダンスがダイナミックで演技、見た目以上に素敵でかっこいいので、

トップのカレーくんの同期として、鬼島のように助け支えて、花組を盛り上げてくれたらな♪と思います。

そして、いつかは……あわよくばトップに…。なんてね。

聖乃あすか

女性が男役を演じる宝塚において、

男性が女性を演じる女形役を演じる。

というなんともややこしい感じの蘭丸役ですが、

少し男ぽさ要素も残しつつ、キュートで艶やかで、少し頼り甲斐のない情けない感じの演技がお似合い、上手でした。

『花より男子』の花沢類役の時に、存在感が薄い…という印象を持ちましたが、それは今回もやや感じたかも。

華やかで、美しい見た目で、衣装も振袖が多くて目立ちそうなのに、なんとなくその他大勢感が否めなかったです。なんとなく、埋もれるというか、影が薄い、オーラが薄いというか…。

とはいえ、私がみた2017年の青年会館での公演から3年経っているので、今回の『はいからさん』ではどんな成長した蘭丸役見せてくれるか楽しみです。

 

鳳月杏

ちなつさんコミカルさとカッコよさと、少しのキモさ?があって最高でした!!

最初出てきた時は、女嫌いなのに女装的な格好してナルシストでキモいキャラ!と思ったけれど、

手先や仕草になんとも艶かしさがあって綺麗だったし、

途中から紅緒に惚れて“男”を見せてくるところからは、カッコよさが急速していって、前半のキモさどこへやら?

という感じで、ちなつさんの演技の幅の広さに感嘆しました。

(ちなみに、私はちなつさんを生で見たのはIAFAのパパ役のみ。柔らかくて優しいパパ役がピッタリだったので、この方はオジサン役が似合う!と勝手に思っていたけれど、違うんですね!演技の幅が広いんだ。おぉ凄い。)

あと、歌うと、低音部が綺麗で男前で、

演技の幅が広いだけでなく歌もうまい万能な男役さんなんだな。と思いました。

月組公演でお会いできるのを楽しみにしています♪

その他

一時期YouTubeで、宝塚の内部事情を暴露して人気?話題だった亜蓮冬馬(高屋敷要)と、

むかーし、スマスマでタンバリン芸を披露して凄いインパクトを残した(当時宝塚ファンじゃなかったけれど、ずっと存在を覚えいてたw)天真みちる(牛五郎)が出ていたのが個人的には嬉しかったです!!

 

亜蓮さんは、YouTubeで見た時に美人だな。と思っていましたが、高屋敷役、舞台映えする綺麗なお顔で身長もあるのでイケメンだし、迫力があるし素敵だなとおもいました。

今回は、同じ役を永久輝せあがするくらいだから、わりと推されてた方だったのかな。

お怪我での退団ことでしたが、勿体ないなーなんて思いました。

 

たそさんは、タンバリン芸のイメージを壊さない?イメージ通りのコミカルな役で、

この方以上に牛五郎の役似合う人いる?ってくらいにピッタリな役でした笑。

なんというか、たそさんは中学の野球部にいそうな、勢いだけで生きているような猪突猛進タイプのカッコ良くはないけれど、皆から好感をもたれる青年、少年役がよく似合う方だと感じました。

宝塚において、そんな役はなかなかないけれど、逆にそんな役があった時、これから誰がやるんだろう…とも思いました。

生で見てみたかったジェンヌさんです!!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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それでは!ごきげんよう。

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