イギリス旅行【3日目】バースとストーンヘンジ

2020-05-05

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

先日につづきまして、母と2月に行ったイギリス旅行の3日目の感想をお話しします。

3日目は、ローマ人が作った公衆浴場(テルマエ)が残る古い街バースと、

世界遺産にも認定されている謎多き遺跡ストーンヘンジを訪れました。

また、3日目の朝には2泊したコッツウォルズ地区にあるマナーハウスホテルに別れを告げ、バース、ストーンヘンジを経て宿をついに最終目的地ロンドンに移しました。

古い歴史の残る街と謎が残る遺跡、そしてイギリスの首都ロンドン。

イギリスの歴史と現在の両方を体験できた3日目のはじまり、はじまりー!

ツアーの概要、日程についてはこちらから。

1日目(ウィンザー城、ハリポタゆかりの地オックスフォード)の感想はこちらから。

2日目(コッツウォルズ、ストラトフォード=アポン=エイヴォン)の感想はこちらから。

朝食と再びホテル探検

この日の出発は、昨日より30分早い8時半でした。

そのため、昨日よりも少し早く朝食会場へ。

何故か、昨日の朝食会場とは違うレストランに案内されましたが、内容は昨日と同じ。

シンプルなメニューばかりですが、昨日同様カイザーゼンメルがあるのが嬉しくて2つも食べてしまいました!(イギリスに来てまでもオーストリア好きを発揮する笑)

朝食後は、再びホテル探検へ。

昨日行けなかった階段を上り2階からロビーを見下ろしたり、ロビーの奥の部屋まで行ってみたりしました。

しかし、特に目新しいもの昨日ほどの素敵な出会いはなくて残念でした

バースへ。

この日の天気は、生憎の雨

「夕方頃には止む予報ですが、どうでしょうねー。祈りましょう。」

とガイドさんからもバスの中で言われガックリ

雨のため、加速できないとのことで、バース到着は30分遅れの10時半。

出発から2時間もかかってしまいました

雨めッッッ!!

バス下車後、5分ほど歩いて最初の目的地は

バース大聖堂

黄味がかった色が印象的な大きな教会。

バースで取れたバース・ストーンを使用して作られたものとのこと。

街の中心部にどーん!と鎮座しているので、存在感抜群。

ウィーンのシュテファンのように街と一体化しているような感じではなく、

ここを中心にして、こことは良い意味で距離を保ちながら街が形成されたような印象でした。

入館料?寄付金がいくらか必要なようでしたがツアー代金に含まれていたので、受付を抜けて中へ。

(他の教会のように自由に入って、出るときに箱へ寄付金を入れる感じではなく、入場料を払う受付があり、そこでお金を払ってからの入場というシビアさ。)

中に入ると、まず扇状の高い天井が目に入りました。

天井画があるわけではないのに、この扇たちが華のように見え、パッと明るく華やかに聖堂内を彩っていました。思わず立ち止まり見上げ、「わー」とため息が漏れる美しさ。

また、米英戦争や、第一次・第二次世界大戦の際に戦地に持っていったという少し色褪せた英国旗が掲揚されていて、それも印象的でした。

ただ、聖堂の半分ほどが修復中で閉鎖されており、一部見ることが出来なかったのが残念でした。

EUからの完全離脱が完了すれば物価が上がる。と踏んで今英国中で工事や修復があちこちで行われているそうです。)

祭壇には、見事なステンドグラスが!

雨で陽の光が入らなくても綺麗でした。

雨の影響で30分遅延して到着したため、自由時間が残り1時間足らずであったため、

聖堂見学を早々に切り上げ、バースといえば!の観光名所へ急ぎました。

ローマン・バス・ミュージアム

この街バースの由来となったとされる(諸説ありますが)、ローマ人が作った公衆浴場の跡地です。

浴槽に浸かり、サウナに入り、マッサージやエステを受けれる今で言う、スーパー銭湯的な場所でありつつも、富裕層が家来や奴隷を連れて自分の財を自慢する場でもあり、また神々に祈る神聖な場でもあった超大型複合融合施設。

大江戸温泉と伊勢神宮が六本木ヒルズの中にある感じですかね?笑。

先程のバース聖堂の目の前にある建物で入場料を払い、イヤフォンガイドを受け取り見学開始!

ガラス越しに野外にあるローマン風呂を眺めた後は、

遺跡から見つかった、かつての公衆浴場の屋根の一部と映像による再現を見たり、

当時のお金持ち女性の石造を見たり、(チェゴサングン様?と思ったけど、当時流行していた髪型とのこと)

当時のサウナの跡地を見たり、

一度外に出て大浴場跡を見学したりしました。

生憎雨が降る中での見学でしたが、屋外浴場から見るローマン・バスの建物及び、その向こうに見えるバース大聖堂は同じ黄身がかった綺麗な色で趣が感じられ綺麗でした。

また、今も温泉が湧き出ているので、ほんのりと硫黄の匂いと湯気が立ち込めていて気分は温泉街。

ただ、少し寒かったので、何故温泉を目の前に入浴出来ず見学だなのか。せめて足湯だけで良いから入りたい。と思い何とももどかしい気持ちになりました。

大浴場の他にも小中浴場が野外にあり、そちらも見学。

最後に、飲泉をして見学は終了。

飲んでみた感想は、口当たりは悪くなかったのですが、喉を通るときの微妙な苦みというか不味さ。そして、なまぬるい微妙な温度。飲泉のおかげで暫く具合が悪かったです。

でも健康には良いんですよね。きっと

ヨーロッパでは、入浴よりも飲泉の方がメジャーと耳にしたことがあるので、ヨーロッパ風の温泉の楽しみ方を出来たのは、良かったかな?と思います。

ランチは素敵なカフェで

ローマン・バースから雨が降る中(今回の旅行で1番激しい雨でした)歩いて5分。

 

昔の鉄道駅をマーケットやレストランとして改装し、活用しているグリーンパークステイションの中にある素敵なカフェグリーンパークブラッセリーでランチをしました。

席に着いたあとバーエリアで飲み物を注文し、その場で代金を払い自分で席まで運びました。(イギリスの一般的な飲食店は、ほぼこのスタイルでした。団体旅行で行くと退店前に飲み物代の会計をテーブルごとにするので、このスタイルとても楽ちんでした。)

メニューは、こちら。

元々芋全般があまり好きではないのに、旅行中毎食現れるジャガイモ。今回も例外なく登場!

ゴロゴロジャガ芋にうんざりしましたが、ちょっと醤油っぽい味付けで予想外に美味しかったです。豚さんも臭みがなくて食べやすく、ソースも好みの味だったので、苦手なジャガイモも少しは食べれました。少しは!

食事の後は、少し小雨になったバースの街を10分ほど歩きバスの停留所まで向かいました。

バースストンで作られた、統一感のある色合いの街並み。

ローマ(には行ったことないので確証はないですが、)っぽい街並み。

とても素敵でした。ツアーではなく晴れた日に今度はゆっくりと観光しようと再訪を決意しました。

(ロンドンのパディントン駅から電車で1時間半なので、ロンドンの次に観光客が多い観光地のようです。)

ストーンヘンジ

バスの車窓から、バースの家々を眺めながらお風呂の街に別れを告げ、

バスに揺られること1時間!着いた先は、ストーンヘンジ

難しい事はよく分からないけれど、謎が多いらしい世界遺産の観光地。

いつかは行ってみたいと漠然と思っていましたが、そのいつかがあっさりとやってきました。

駐車場でバスから降りて、添乗員さんよりチケットとイヤフォンガイドを受け取り、

ストーンヘンジ循環バスに乗り換え、いざ石たちのもとへ!

10分ほどで現場に到着。

左に羊、右に石。という景色。レイブンクローの黒ガラスもいました笑。

この時には、雨は止んでいたものの結構降ったのか地面がゆるゆる。その上強風で極寒。

イヤフォンガイドを聴きながら、石を眺めながら、足元にも注意する。

結構大変でした笑。結局足元への注意が一番最初に欠如し、転ぶ人、靴がドロドロになる人、泥が跳ねてズボンが汚れる人多数!

私の勝手なイメージでは、石のすぐ近くまで行って触ったりできるものかと思っていましたが、

実際は、バスを降りると、遠巻きに石を見て、そのあと石の周りを説明を聴きながらぐるりと周り、

色々な角度から石の並びを見て、そして最終的に石のそこそこ近くまで寄って、

再びバスに乗って資料館、カフェ、売店のあるところに帰るという流れでした。

紀元前2500年から2000年のうちにメイン石はつくられ、周りの土塁と堀はさらに昔の紀元前3000年には出来上がっていたと推測されるそうです。

もはや、歴史というレベルではない古さを誇るストーンヘンジの起源。

夏至の日には、この石と祭壇石の直線状ピッタリに日が沈むので日時計のような天文台のような意味合いがあったのではないか?

祈りや礼拝、信仰の神聖な場だったのではないか?

これを作った者達は、紀元前の時点ですでに天文学の知識を持っていたのではないだろうか?

そもそもどうやってこんなに大きな石を運ばせ、その石が倒れないように凸凹をつけさせたのか?

なぜそれほどの技術があったのか?

ここの石は、すでになくなっているので、この辺りはまだ技術の確立されていないかなり初期段階で建てられたと考えられている。

などなど色々な謎や不思議、説をイヤフォンガイドで聞きながら石をぐるりと360度から眺め、

紀元前に思いを馳せ、謎と神秘についてゆっくり触れ、考えたい気持ちは山々でしたが、

とにかく強風で寒くて、割と頑張りましたが我慢できず、1時間足らずで撤収。循環バスでお土産物屋、カフェのあるエリアへ。

(それでも、ツアーの中ではじっくり見て頑張った方でした。)

石は、一面何もないガラーンとした平野で、遮るものがなく、風通しが良すぎる場所に位置するため、冬という季節はストーンヘンジ観光には向いていないかもしれない。と感じました。

循環バス下車後は、お土産を購入し(意外とセンスの良かったり、ユニークなものが売っていて財布の紐が緩みました笑)

資料館で少し暖をとった後は、

外にある当時の人々の家に行きました。

吉野ヶ里遺跡とかにある縄文時代の家とほぼ同じでした。

また、石を運ぶ体験もしてみました。結構頑張り腰が砕けそうでしたが1馬力もないとの判定でした

古代人本当に何人でどうやってどこから石を運んできたんだ

結局、寒い!とか足元悪い!とか文句を言った割には、ほぼ外で過ごしストーンヘンジを満喫し、

少し皆さまを待たせバスに乗り込み石たちに別れを告げました。

いざロンドンへ

バスでストーンヘンジの横を通り、車窓から小さくなる不思議な石たちを名残惜しく見送り、最後の目的地ロンドンへ向かいます。

若干渋滞していたため、途中ガソリンチャージとサービスエリアでの休憩も含めて3時間ほどかかりました。

ガソリンチャージに関しては、どうせ運転手には分からないからと

「なんで俺らがストーンヘンジに行ってる間にしておかないんだよ。あーもー時間勿体無いなぁ。」と添乗員さんがマイクでキレていました笑。

私と何人かの人は、「海外のガソリンスタンドなんて初めて!」と興味津々。

隣の大型トラックへのダインミックな給油を観察できて良い経験ができました笑。

イギリスで初マック!

その後サービスエリアでトイレ休憩を取った際には、マックで初めてセルフオーダー端末に挑戦してみました。

巨大パネルを自分で操作して注文するものを選択して、店内か持ち帰りか選んで、クレジットカードで支払ったら注文完了!その後は、レシート番号が商品受取モニターに表示されたら、受取るだけ。

意外と簡単だし、支払いもカードなので楽々!英語が苦手な観光客でも画像付きなので難易度低めだと思う。

すごい人員削減に繋がるし、思う存分悩めるし、端末もたくさんあるので並ばないし、日本でも早く取り入れてほしい!!

ただ、厨房にたくさんスタッフいるのに動きがのんびりで注文から受取まで時間がそこそこ掛かったのは、日本ではないのでご愛嬌って感じかな笑。

ちなみに、私が注文したのはマックフルーリーとカフェラテ。

フルーリーは、やけくそレベルにアイスの量が多く、オレオの割り方が雑で0.7£、日本円で百円くらい。

カフェラテは、牛乳が美味しくて濃厚で、これも日本円で150円くらいなのにかなり量が多くて、物価の高いイギリスではマックは高コスパの良店ということが分かりました!

マックフルーリーとカフェラテを満喫した後は、バスに再び乗り爆睡。

高速はさることながら、ロンドン市内に入ると更に渋滞していたようで、夕食6時の予定が1時間遅れてやっと7時にレストラン到着。

いやー。爆睡していたとはいえ、長かった!!

フィッシュアンドチップスの衝撃

この日の夕飯は、フィッシュアンドチップス!

最初に魚のスープが出てきて、

その後は、メイン!

フィッシュアンドチップスといえば、東京によくあるスポーツバー“HUB”にある籠に入ったつまんで食べれる程度のものを想像していました。

しかし、出てきたのは、こちら!

でっかーい!むしろ、ナンダコレ感。

イギリスの方は、ビネガーをかけて食べるそうですが、私はタルタル増し増しで食べました。

感想は、「HUBのは、日本人向けに改良されているんだな。」というところ。

もう日本でしか、フィッシュアンドチップスは私食べません笑。

ただ、この日頂いたビールロンドンエールはほろ苦さと甘みが絶妙でとてもとても美味しかったです。

今ロンドンで一番人気のビール!というのも納得の味でした。

お店の雰囲気は、こじんまりとしていて地元感があってとても良かったですし、

実際地元の人っぽいお一人さまも多数いたので、人気店だったのかもしれません。

でも、日本語メニューもあったので日本人のお客さんも多いのかもしれません。。

タワーブリッジ真横の“THE TOWER”に宿泊

この日から3泊は、高級ホテルで交通の便も良い“THE TOWER”に宿泊でした。

タワーブリッジが見える部屋が確約ではなかったものの、

「コロナの影響で中国人少ないし、もしかしたらアップグレードされているかも!」

と期待をしたものの、

部屋につきカーテンを開けると、タワーブリッジとは真反対側の景色でした笑

「これはこれでターナーの絵みたいで良いじゃない!」と母と励ましあい就寝。

マナーハウスよりは、広めでバスタブもある部屋でした。

ベッド同士もほどよく離れていて快適でした!

ただ、やはり冷蔵庫はなく、初日嬉々として買った瓶ビールは冷やせないのでお預け。

日本に持ち帰ることが決定。ちょっぴりそこはショックでした。

おわりに

3日目は、移動が長く天候も悪かったので、少し疲れてしまいました。

しかし、ローマ人が作った古い街バース、

古代の考古学的謎が残るストーンヘンジ、

そしてイギリスの首都ロンドン、

とバスの車窓から色々な景色を眺めることが出来、イギリスの様々な顔を見て触れて体験することが出来、中身の濃い1日でした。

明日、4日目は、午前中はロンドン観光が付いていましたが、添乗員さんから離団したかったらどうぞ!と言われていたので、離団し1日フリーでロンドン中を母と飛び回る予定を立てていました。

映画のパディントンを見て以来憧れていたパディントンや、アンティークのお洋服や宝石が観れるVS、そして夜にはオペラの計画。

2度目のロンドン!ワクワクドキドキ。

楽しみ過ぎてにやにやしながらも、即寝落ちてしまいました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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それでは!ごきげんよう。

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