サヨナラ信用金庫②!私が退職した理由 ~入庫編~ 【希望に満ち溢れた窓口までの道のり】

2020-05-17

ごきげんよう楓華です!

先日のブログでは、就活で金融機関をなぜ志望し、信用金庫への就職を決めたのかをお話ししましたが、今回は入庫から憧れの窓口業務までの道のりをお話しします!

まだの方はこちらからどうぞ。

それでは、ごきげんよう!

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このブログに登場する、信用金庫名、支店名、個人名は全て仮名です。イニシャルではなく、楓華が必要に応じてつけたものです。御了承ください。

信ちゃんと歩んだ新人研修

2012年4月私はA信金へ入庫しました。

最初の約1ヶ月は新人研修です。

4月2日入庫式後そのままバスで連行され同期の仲間と合宿研修へ。

早朝から体育館を皆でランニングし、信用金庫に代々受け継がれる信ちゃん体操なるラジオ体操のようなものをして、日中は挨拶の仕方や電話応対の練習、書写(綺麗に数字や“為替”や“融資”という金融用語を書く練習 笑)グループワーク、大運動会などをしていました。

夜には、信用金庫の謎キャラ信ちゃんの模擬紙幣を使い札勘の訓練などを行いました。(信ちゃんが気になる方は是非調べてみてください笑)

 

ちなみに札勘(さつかん)とは、札勘定の略称で紙幣枚数の数え方で縦勘と横勘 があります。

縦勘は、左手の中指と薬指の間に紙幣を挟み、紙幣をグネっと曲げ右指でぺぺぺと数えていくものです。

コンビニ店員さんがやってるアレの応用編みたいな感じです。

私は、主に50枚以下くらいの紙幣を数える時に使いました。

横勘は、銀行窓口といえば!の紙幣を扇の様に広げパサパサと紙幣を軽く倒しながら数えるアレです。

数え方は金融機関によって違うようで、3枚ずつ倒して 3×33+1枚だから100枚!というところもあるし、4枚ずつというところもあるそうです。

私は、2・3、と倒していき 5×20で100枚! というような数え方で、主に50~100枚程の紙幣を数える時に使っていました。

合宿研修が終わると、2週間の座学での研修です。本部の各部署の方が“小切手とは”“為替とは”“融資とは”“定期預金とは”“各種税金について”などなど入れ替わり立ち替わり講義してくれましたが、私は基本的によくわからないまま研修は終わるのでした笑。

待ちに待った支店配属

そして4月下旬、ようやく待ちに待った支店配属。

私が配属された支店は、東京の下町にある職員30人ほどの大型店舗M支店でした。

最初から大型店舗とは!私期待されているのかも。とナルシスト的に超ポジティブに捉えいざ支店へ。

営業1課、営業2課、融資課に内部は分かれており私は、営業1課付に。

営業1課には、

窓口業務、為替業務(振込や手形の管理などの他行とのお金のやりとり)、出納業務(支店の現金やATMの管理)、流動性業務(口座振替や営業さんが顧客より預かって来た書類の処理)定期性業務(定期預金や定期積金などの新解約など)庶務(支店の経費や備品の管理など)の業務があります。

当時A信金には、1人の新人には1人の先輩がマンツーマンリーダーとして3ヶ月ほど付きっきりで仕事を教えたり、悩みを聞いたりする制度がありました。

私のマンツーマンリーダーは10歳ほど年の離れた頼れるお姉さんの前田先輩でした。

私は最初、前田先輩指導のもと流動性業務担当に。

全くミスをせず、穏やかで優しく、知識も豊富な前田先輩。

10歳も歳が離れているにも関わらずフランクでとにかく素敵な尊敬できる先輩でした。

私は前田先輩に、パソコンの様なテラーマシーンの使い方や1日の流れ、営業さんの起票ミスのチェック等ありとあらゆる仕事を教わりました。

数ヶ月前まで自由な大学生だったので、慣れない環境ではありましたが、

「よしよし。私はいま少しずつ憧れの窓口担当になる階段を登っているんだ!」

と自分を鼓舞し1日でも早く夢を実現すべく仕事を覚えていきました。

しかし、、ここで大きな落とし穴が。。

誰がどの業務の担当をするのかの決定権は、M支店では支店長が持っていました。

そしてその支店長は、

「全ての営業1課の業務内容が分からないと窓口には出せない」

という考え方で、実際M支店では最短でも4年目の春にやっと窓口に出る先輩ばかりでした。

遠すぎる窓口業務と

つまり、このままでは私はこの先3年間ほど憧れの業務につけない。という現実を知ったのです。

「習うより慣れろだ!」と1年目の10月には窓口に出す支店もある中、

「私窓出たくないのに、、」と言っているのに即窓に出ている同期がいる中、

私の窓口までの道のりは遠すぎたのです。

ですが、私の窓口業務への憧れはそんなことで腐るものではなく、窓口に出るための作戦を考えました。

作戦①業務知識のみならず金融の知識もつけて窓口に出したい人材になる

2年目夏までに営業の3年上の先輩も未取得のFP2級を取得し、さらに年金アドバイザー3級も取得することで自分の金融知識をアピール!窓口に出しても大丈夫な人材であることを知ってもらう。

作戦②お客様に自分を売り込み、この子早く窓に出してよ!とお客様に言って貰う

なんせ信用金庫。地域のお客様あっての信用金庫。地元のご愛顧あってこその信用金庫。

皆が出場を嫌がる地元のお祭りでカラオケ大会に2年連続参加し、アイドルソングとダンスを恥ずかしげもなく披露。

曲前と間奏で「A信金1年目楓香です!夢は皆様に愛される窓口です!」と自己PRも欠かしません。

作戦③支店長に媚をうり、自分の思いを伝える

飲み会が月に何度もあったので、その時には支店長の近くに座り沢山話しかけ、沢山話を聞き、そして頷きまくり、そして窓口への思いを語る。

作戦成功で窓口担当へ!しかし・・・

なんとかこの3つの作戦は功を奏し、私はM支店にしては異例の2年目冬には窓口担当になれたのです。

最初の数ヶ月は、日々必死でホスピタリティとか私の理想の接客とか考えている余裕はありませんでした。

でも、憧れだった窓口、やっとなれた窓口業務。

とても充実した毎日でした。

そして、3年目の春。2014年度上期になるとノルマとまでは言いませんが、私にも営業目標が設定されました。

目標は窓口のサダメ…絶対達成するぞ!と意気込み3年目のスタートを切りました。

ちなみに、その目標を達成し全店で成績が良い人は窓口優秀賞に選ばれ上位3名は表彰されます。

猪突猛進で努めた結果あっけなく数ヶ月を残し目標は達成。

そうなると、目指すは……そう『窓 口 優 秀 賞』です。

「窓口に出て半年足らずの私が表彰されたら凄くない!?」

と更に突き進みました。

私は、窓口営業だけでは飽き足らず、手書きDMや電話セールスも駆使、でもあくまで定時は守り残業はせず頑張りました。(私は定時で帰ります。は当時からのポリシー)

その結果、

私は全店で2位に!

無事表彰され報奨金をGET!!

クールな課長からも褒められ、エリートサラリーマンの兄からも讃えられもう鼻高々!やっぱ窓口は私の天職だわー。

もっとがんばるぞ!!

と意気込んでいたのも束の間。。

私に予想もしていなかったことが起こったのです。

長くなってしまったので続きは次の記事で!

それでは、ごきげんよう!

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