生田絵梨花の成長と停滞と抜擢

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

ついに、2021年の『レミゼラブル』の全キャストが発表されましたね!

個人的には、和音ファンティーヌの復活が楽しみなのと、

アンサンブルですが、劇団四季時代からファンだった中井智彦が今回は参加しないことが残念でした。

 

そして、今回一番びっくりしたキャスティングが、エポニーヌをいくちゃん(生田絵梨花)が演じるということ!!!

先に言ってしまうと、私は乃木坂46が割と好きで、中でもいくちゃん推しです。

いくちゃんの写真集は発売日に購入し幾度となく眺めているし、

『乃木坂工事中』は毎週欠かさず見ているし、

イベントですが、乃木坂のライブを見たことがあるし、

彼女の出ているミュージカルは基本見に行っています。

 

そのため、他のミュージカルファンの方と比べて、いくちゃんに対して甘めの評価をしているであろうと思います。

しかし、そんな私から見ても、

あまりにも抜擢されすぎじゃない?

エポニーヌってどうなの??

と思ってしまいました。

 

そこで今回は、強火ではないものの、いくちゃん推しのイチ乃木坂ファン、ミュージカルファンとして、

生田絵梨花の成長と停滞と相次ぐ抜擢について自論を述べたいと思います!

ニューヒロイン誕生を感じた2017年のレミゼ

私が彼女を初めて舞台で見たのは、2017年の『レミゼラブル』のコゼット役でした。

(この頃は、乃木坂のこともいくちゃんのこともさほど好きではなかった。)

初々しく、可愛くて、声が綺麗で、純粋で、“大事に育てられた”コゼット役が本当にお似合いで、

現役アイドルだとは思えないほど、とても可憐で素敵なコゼットでした。

 

個人的には、歴代コゼットの中でも、

歌唱力、演技力、ビジュアルで上位に入るほどの出来栄えだったと感じたし、

「(ピアノ科だけど)さすが音大生!ニューヒロインが誕生したんだなー♪」

と、これからの彼女の活躍を期待すると同時に、このいくちゃんの演技と歌を見て彼女のライトなファンになりました。

初々しすぎたN響コンサートでのゲスト出演

しかし、同じ年の7月ごろ、N響のコンサートに新妻聖子さまとゲスト出演した公演を見に行った時のこと。

アナ雪の『生まれて初めて』をN響の生演奏と共に披露したのですが、アナパートを歌った彼女の歌は走りに走ってしまい、

オケの演奏とズレにズレ、収集がつかない事態に…。

エルサ役の聖子さまが出てきて、歌い出し少し軌道修正は出来たものの…汗。という残念な演奏に。

でも、この時はとにかく目を輝かせ、一生懸命に歌ういくちゃんが可愛くて可愛くて、しかも歌声も綺麗で可愛くて、

「N響の生演奏と、聖子さまとの共演で緊張したのかな?20歳だもんね。シャーない!!でもとにかく可愛い♪」

という実に甘々な評価をしました笑。

とはいえ、アイドルではないにしても、ブランチガールをしていた元バラドル?の聖子さんとの実力、オーラ、貫禄の差は歴然としており、

まだまだ彼女は、場数も経験も歌唱力も表現力もダメダメだな。と感じざるを得ませんでした。

意外と似合っていたコンスタンツェ

翌年の2018年。

『モーツァルト!』の嫁で、世界的にも“悪妻”で有名なコンスタンツェ役に抜擢。

キャスト発表の時点で、「え、無理あるでしょ…。」と思ったし、

記者会見での歌唱も、トリプルキャストの他の2人と比べたら役への入り込み具合、歌唱力、表現力全てで圧倒的に劣っていて、

「これ大丈夫なのかな…。」という不安しかありませんでした。

 

しかし、実際舞台で見てみると、

初めて見るコンスタンツェ像がそこにあり、何度も見た作品ながら新発見があるほどでした。

 

過去に私は、島袋寛子とソニン、平野綾のコンスタンツェを見たことがありますが、

誰を取っても我が強く、ワガママで、感情的で、ヴォルフを利用し、ヴォルフを理解しようとしない悪女感溢れるコンスタンツェでした。

モーツァルトの急逝は、実はコンスタンツェが毒を盛っていたから。

という真偽が分からない噂すら立てられているコンスタンツェなので、この役作りに問題は全くないとは思いますが、

“悪妻”コンスタンツェは、好きにはなれるはずはない役でした。

 

しかし、いくちゃん演じるコンスタンツェは、

“悪妻”というよりは、

実はヴォルフと共に違うところで苦悩していて、その苦悩によってヴォルフとの距離が離れていってしまった、“悲劇のヒロイン”的な存在に見えました。

彼の才能を最大限活かしてあげたい。

内助の功ってどうすれば良いの?

彼の制作活動の邪魔をしたくない。でも自分の居場所がなくて寂しい。だからダンスに行くのよ。

彼のことが好きだけれど、信じているけれども、もう寂しいし辛いし苦しいから我慢できない…。

 

彼女のコンスタンツェからは、そんな悲痛な声が聞こえて来て個人的には、NEWコンスタンツェ像が見えて、

いくちゃん成長している!

コゼットのような可愛いお嬢さん役から、

才能ある旦那を支えようとした結果、方向を間違えて“悪妻”と呼ばれてしまった悲劇のヒロインまで演じられるんだ!

と彼女の成長が心から嬉しかったです。

 

ただ、歌唱力というか、声の幅が広がっていないことへの不安はありました。

停滞を感じたナターシャ

翌年の2019年の1月、

私の愛する井上芳雄と『ナターシャ・ピエールアンド〜』で共演しました。

主演2人が大好きな人なのだから!と気合を入れてコメットシートSのチケットをGETし間近で“推し”の演技と歌を堪能しました。

しかし…芳雄はオーラ全消しの“ダサイ”ピエールを演じきっていてとても良かったのですが、

いくちゃんのナターシャは、、と言うと。

何というか、可愛いだけ。

前半の恋に恋する純真無垢な少女はとても可憐で可愛くて良かったのですが、

アナトールに裏切られ、毒を飲んで精神が崩壊するらへんの心情の変化の演技が鈍いというか、一本調子で、

歌声も、綺麗な声でひたすら歌っているだけ。

声での演技が出来てないというか、見ている人へ訴えかけてくるものが皆無。

共演の松原凛子が、歌声も歌声に載せる感情もうますぎるせいもあるのかもしれないけれど、

なんというか、もうちょっとどうにかならなかったのかな?

とこの時初めて彼女の演技力と歌唱力に疑問を抱き始めるように。

 

“生田無双”なんて芳雄はテレビで言っていたけど、

いやそりゃ違うやろ。抜擢されているだけで、それに応えられてないんじゃ?と思うようになっていき、

彼女の魅力、実力に“停滞”を感じ始めるようになりました。

客寄せパンダ感の強まりと更なる停滞感あるコゼット

この年のGWにいくちゃんコゼットを2年ぶりに見にいきました。

彼女の実力の停滞を感じていましたが、2年前に初々しくも可憐な姿を見せてくれたコゼット役。

ワクワクして帝劇に足を運びました。

しかし、結論から言うと、最悪。

 

私は、彼女の柔らかくて綺麗で可愛らしい歌声が好きでした。

しかし、高音部が不安定で声もかつてのように透き通るようではなく、

2年前の初々しさも、恋に落ちる喜びに満ちた表情もそこにはなく、「あれ?」と思いました。

マリウスが海宝くん、エポニーヌが昆ちゃんだったので、ハーモニーは2人のお陰でとても素晴らしいものではありましたが、

2度目のコゼットとは思えない残念な出来栄えで、

後日見た、熊谷彩春ちゃんの方が演技力も歌唱力もあって、“良いコゼット”でした。

いちファンからしてみると、2〜3歳下の新人に負けるんてこの2年間何してたの?

なんで成長するんではなく、停滞むしろ落ちぶれてるの?

と失望してしまいました。

そして同時に、現役のアイドル、乃木坂46の看板があるからこそ、話題にしてもらえ、抜擢もしてもらえるけれども、

普通にオーディション受けたら落ちるレベルでしょ…。

2〜3歳下に逸材が集まり始めているのに、なんで足踏みしているの?

といくちゃんが好きだからこそ、彼女に厳しい目を向けるようになりました。

 

また、同時に記者会見時に記者からの質問がいくちゃんに集中したことから考えて、

「彼女は、客寄せパンダでしかなくて、実力で選ばれてないんだな。チケットが捌けて、新しい顧客獲得の道具でしかないんだな。」

と思い、ファンとして悔しい気持ちにもなりました。

いくちゃんに求めること

そもそも、彼女は現在東京音大ピアノ科を休学中。

ピアノをちょっと弾く私から見ても、彼女はピアノの腕前もかなり停滞しているというか、どんどん下手になっていっているように感じます。

そして、歌というかミュージカルの実力もイマイチ。

アイドルとしては、選抜に毎回選ばれるし、1期生として今もグループを牽引するメンバーではあるけれども、3期生や4期生の勢いがあり、下からの追い上げが凄まじい。

正直言って、いくつものワラジを履こうとした結果、

どれも疎かになっているように感じます。

 

乃木坂メンバーと楽しそうに戯れるいくちゃんも、

アイドルスマイルで歌ういくちゃんも好きなので、

乃木坂卒業となると寂しさは大きいです。

 

しかし、抜擢はされるけれども、実力が伴わない彼女の状況から考えるに、

一度、大学に復学し音楽と向き合い、ピアノを弾き、

おそらく副専攻で声楽も学ぶと思うので、歌い方や表現力も身につけ、

一度“休止”して、“立ち止まって”、ミュージカル界に戻ってきて欲しいです。

 

彼女の意思ではないのかもしれないけれども、

現在の状況では、“三兎追うものは一兎も得ず”になりかねないと思います。

年齢的に、音大で声楽やミュージカルを学んだ逸材や、宝塚の娘役出身者などが台頭してくる頃だと思うので、

“抜擢”といわれても、それを跳ね除ける演技力と歌唱力と表現力をしっかりとつけて、

ミュージカル界を牽引していって欲しいです。

なんと言っても、ネームバリューはめちゃくちゃあるわけなので、少し休止しても戻って来れると思うんですよね。

 

むかーし、神田沙也加がコゼットした時、体型も悪いし、音程も不安定だし…なんなん。

なんて思っていたけれど、彼女はボイトレや声優の勉強などを頑張って華麗に変身し、実力をつけてミュージカル界に戻ってきたので、

さやかのように、いくちゃんにも頑張って欲しいです!!

彼女は、なんといっても努力家で頑張り屋さんなので、できるはず!と信じています。

なんだかんだ書きましたが、

なんだかんだいくちゃんは“推し”なので♪

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございまいた。

それでは!ごきげんよう。

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