ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。
突然ですが、“もち膳”というものをご存知ですか?
小さく区切られた、御重の中にお行儀良く、
おかず系やおやつ系など色々な味付け、調理がされたお餅が入ったお膳という、餅好きにはたまらないお料理なのです!!
そして、これを食べれるのが岩手県一関市!!
一ノ関駅を訪れた際に、乗り継ぎの電車まで時間があったので、
駅周辺でどこか観光出来るところないかな?と思い見つけたのが、
地酒及び、地ビールの蔵元である『世嬉の一』さん。
そして、ここで出会った、一関グルメこそ“もち膳”なのです!!
一関を訪れる多くの方は、
隣接する平泉町にある、奥州藤原氏ゆかりの地である、
『中尊寺』や『毛越寺』観光がお目当てかと思いますが、
新幹線の一ノ関駅で下車したのに、奥州藤原氏巡りだけでは勿体無い!と思うので、
今回から2回に分けて、一関の面白い魅力溢れる観光地を紹介します!
“もち膳”とは

一関では昔から、ハレの日や客人をもてなす際に、餅を振る舞う風習があったそうです。
そこで誕生したのが“もち膳”。
小皿に、ずんだ味やあんこ、小海老、ごま、大根おろし、お雑煮などなど色々な味付けの餅を盛り付け、
色々な味付けの数種類の餅を楽しんでもらい客人をもてなすそうです。
米所の東北ならでは!という感じがします。
ちなみに、一関市民の餅に対する情熱は健在だそうで、
今も杵臼が家庭にあったり、地域の結婚披露会などのお祝いごとの際には餅をつき、お客さんに振る舞うそうです。
“もち膳”が頂ける『世嬉の一』さん

私が、一関ご当地グルメの“もち膳”を頂いたのは、一関駅から歩いて15分ほどのところに位置する、
『世嬉の一』さんという地酒、地ビールの蔵元の中にあるレストランでした。
徒歩15分…と思うと少し距離があるように思いますが、

途中、一関図書館の横に1938年から1972年まで一ノ関ー八戸間を走っていた蒸気機関車が現れたり、

無料で観覧出来る藁葺き屋根の昔ながらの家が現れたりと、
地味ではありますが、途中にそこそこ面白いものに出会えるので、15分あっという間に歩けてしまいました!
ちなみに、駐車場もあるので車でもOK!!

到着した『世嬉の一』は、狭いながらも、
窓枠にレンガがはめ込まれていたり、小さな屋根が並んでいたりと、
明治、大正ぽい佇まいの建物で、個人的には規模は違うものの、倉敷のアイビースクエアを彷彿とさせるオシャレな建物でした。
空いているので、写真撮りまくれるのも嬉しいところ♪
ちょっとオシャレして、それっぽいポーズをとると、バエ写真が撮れちゃうこと間違いなし!
敷地内には、『世嬉の一』の地ビール工場があり、事前予約制で工場見学もできます。
ちなみに、私は大変アホなことに1週間間違えて予約してしまい見学は出来ませんでした笑。
(予約画面を見せたところ「来週の予約になってます…」と言われ撃沈!)

他にも、地ビールを頂けるビアホールや、

酒造りの工程や土倉などを見学できる博物館、

レトロな雰囲気が素敵なカフェや、
地酒、地ビールを購入出来るショップ、

そして、“もち膳”を頂けるレストランが併設されています!
そんなに広くはないですが、見所が結構多いので、一ノ関駅から15分歩く価値は確実にありました。
“もち膳”体験談

こちらが、私が体験した“もち膳”です!
(『一関もち膳』1,300円)
訪れた時間が15時ごろという中途半端な時間だったため、イマイチお腹が減っていなかったので、
小さい“もち膳”を注文したので、お重の中には4種類とお雑煮という、控えめのボリュームでした。
左手前から時計周りに、あんこ餅、ずんだ餅、ごま餅、沼エビ餅というラインナップでした。
中央の白いものは、箸休めの甘酢大根でした♪
大きなお椀の中は、一関伝統のお雑煮です。
他には、塩昆布とわかめの酢の物、大根の酢の物がついてました。
お餅といえば、甘いものは餡子かきな粉、
食事ものは、醤油と海苔、お雑煮くらいしか食べたことがなかったので、
沼エビ餅は見た時は、かなり衝撃でしたが、
エビの塩っぱさと餅米の甘味が見事に融合していて、個人的には一番美味しかったです。
お雑煮は、私が幼い頃から慣れ親しんだ、鷄出汁に醤油ベース、具材はおひきな、鶏肉、かまぼこ、椎茸だったのでとても美味しく頂けました。
東北といえば、味付けが濃いイメージでしたが、どの料理もさほど濃いとは感じませんでした。
(数年前に、福島の某観光地に行った際に味が濃すぎて全く食べれなかったことがあったので、東北料理が若干恐怖でして…。ちなみに、一緒に行った青森出身の子は「美味しい!」と食べていたので、更にびっくりでした。)
ちなみに、本格的な“もち膳”は、『果報餅膳』(2,200円)がありました。
一関300種類の餅の中から10種類のお餅、
あんこ、納得、ずんだ、沼エビ、えごま、ごま、くるみ、きのこおろし、お雑煮、
が味わえる贅沢な御膳です。
隣の席の方が召し上がってましたが、2人で1つで十分の量のようです。
1つ1つの容器は小さいものの、さすがに10種類となると結構ボリューミーなようです笑。
おわりに
いかがでしたか?
一関を訪れるまで、“もち膳”の存在を全く知りませんでしたが、
訪れ、実際に食べてみると、一関の風習と伝統が垣間見え、
そして、お膳全てが“餅”という衝撃さと、美味しさで、
一関=もち膳というほどに気に入ってしまいました。
めでたい気分になれるHAPPYフード餅を愛する一関で、
良い意味で餅の固定観念を壊してくれる“もち膳”を楽しんでみませんか?
とーってもオススメです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございまいた。
それでは!ごきげんよう。
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