三浦春馬と『僕のいた時間』

2020-08-07

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

 

先週土曜日の15時ごろ。

とてもショッキングで、受け入れ難いニュースが飛び込んで来ました。

 

私は、彼の“ファン”ではなかったものの、

演技が上手く、

歌も上手く、

ダンスも踊れ、

見た目が爽やかで嫌味がなく、

とても器用で、

最近は舞台や歌手活動まで活動の幅を広げる天才で、

そして、なんと言っても、同い年の俳優さんとして、

応援というか特別視というか、

勝手に親近感を覚え、

同じ年のスター俳優として誇りに思ってました。

 

今年お互い30歳を迎え、これから歳を重ねていくごとに、

どのような演技を見せてくれるのか、

どのような舞台を見せてくれるのか、

とても楽しみで気になる俳優さんでした。

 

そのため、もう2度と彼の新しい演技が見れない、

彼の舞台を見ることが出来ない、

彼が歳を重ね、演技の幅を広げていく様を見れない、

という事実が辛く、心の整理がつきませんでした。

 

なんで?という感情しか出て来ず、

暫くテレビを点けれずにいました。

 

しかし、なんとか数日を経て自分の中で心の整理がついて来たので、

私なりに彼への気持ちを綴りたいと思います。

(まだ、彼がいなくなったことを完全に“理解”は出来てはいませんが…。)

 

“ファン”ではない彼がいなくなったことに対して、

大きなショックを受けているのには、

先程上げた理由の他に、

つい数週間前に、彼の主演作、

『僕のいた時間』を一気見したからという理由があります。

 

私は、料理中ストリーミング再生をするのが日課なのですが、

ある日たまたま、Rihwaの『春風』が流れて来ました。

 

「あー懐かしいな!この曲好きだったな。

『君に届け』コンビが出演したドラマの主題歌だったな。

久々に見てみようかな。」

そんな軽い気持ちで、3日ほどで『僕のいた時間』を一気見しました。

 

ストーリーは、

いつもヘラヘラしていて、自分を偽り、家族との折り合いが悪い拓人が、

ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹り、

一つ一つ出来ないことが増えていく中、

その事実を周りの人に話し、理解して貰いながら、

出来ることを探し、

自暴自棄になりながらも、

前向きに病気と向き合い、

前向きに生きることに向き合い、

折り合いが悪かった家族との関係も回復していき、

恋人や友達や家族や職場の仲間と共に“今を生きる”。そんなお話でした。

 

ALSに罹患したことが分かった直後は、 その事実を誰にも打ち明けられず、

大切な恋人とも別れ、

1人で背負っていく覚悟をしたけれども、

出来ないことが増えていく中で、勤務先の人に、自分の病気の事を分かって貰うためのレジュメを作り配布し、

出来る仕事にローテーションして貰ったり、

大好きだったサッカーが出来なくなり、 車椅子になってからは、大学の友達の勧めで車椅子サッカーを始め、

練習に勤しみ、上達を図ったり、

折り合いの悪かった家族にも、病気をきっかけに、

自分がずっと抱えてきた本当の気持ちを打ち明け、蟠りを解いたり、

別れた彼女とも、車椅子サッカーがきっかけで再会し、関係を修復させ、生涯共に歩む決断をしたり、

ドラマの中の彼は、病気になったから。と腐らず、

むしろ、病気になってからの方が、 自分という人間を表に出し、人に理解して貰えるよう呼びかけたり、

素直に助けを求めたり、 必死に今を“生きる”青年でした。

 

数年以内に来るであろう、呼吸器障害や死を恐れながらも、 前を向き、

今の自分、

今の病状、

そしてこれからに向かっていく彼の姿には、

とても勇気を貰えたし、

 

もしも、自分が病気になったとしても、

彼のように前を向いて、

周りに助けを求めつつ、

自分の出来ることを探し、

今を生きていきたい。

 

もしも、私の周りの人が病気になっても、

彼の周りの人々のようにフォローをし、

優しく見守り、

共に今を生きたい。

そんな風に思え、感動する本当に良い作品でした。

 

また同時に、拓人を演じた彼の直向きな目や姿勢、

病魔に侵されながらも、向かっていく未来は明るいのでは?とさえ思える、爽やかで屈託のない笑顔、

周りに語りかける優しい声など、

繊細で柔らかく、優しい彼の演技は、

本当の実際の彼もこんな人なんだろう。

と思わせてくれるものでした。

 

このドラマを一気見してから、数週間後に飛び込んだ今回の訃報。

ドラマの中の彼は、演技とはいえ、

現実に立ち向かい、

周りに助けを求めながら、

必死に生きて、生きて、命を大事に前向きに歩んでいました。

その姿に大きな感動と希望、勇気をもらい、

やっぱり、この俳優さん好きだな。

これからの演技も楽しみだな。

なんて思っていた矢先の出来事でした。

 

訃報を耳にしてからは、

“生きる”って何なんだろう。

こんなにも、元気と勇気と希望をくれた彼が何故自ら命を?

とぐるぐる考え、

ドラマと現実との大きなギャップが私を苦しめ、

気持ちが大きく落ち込んでしまいました。

 

また、訃報と同時に、この作品は彼自身が「命を扱う作品を」とアイデアを出し、製作されたドラマと知り、

益々、彼とこの作品の関係性の強さを感じ、戸惑いました。

 

だけれども、約1週間を経て、

私は、私なりに、

ただの視聴者、ただの観劇者でしかない立場として、

 

これからも作品を愛し、

彼の演技を愛し、

彼の歌、ダンスを愛し、

『彼のいた時間』を愛し続けようと決意しました。

 

風早くんの爽やかで、明るく、温かい演技に癒され、

拓人の前向きで直向きな演技に勇気を貰い、

ローラのダイナミックなダンスと歌声に元気を貰い、

広斗のドキドキする演技にアドレナリンを貰いたいと思います。

 

最後に………

三浦春馬さん!

今までありがとうございました。

今までお疲れ様でした。

ゆっくりと休んでください。

 

 

それでは!!ごきげんよう。

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