気ままに夫婦2人で中欧旅行【5日目】前半!

2020-05-05

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

今回は、昨年の夏に主人と行った中欧旅行の5日目の前半について紹介します。

旅の日程、概要、旅行費、手配方法等についてはこちらから。

5日目は、朝イチでウィーンからハンガリーのブダペストへ高速列車で行きました。そしてブダペスト着後は、在来線に乗り換えエリザベートが愛した宮殿のあるグドゥルーへ!

いざ!ブダペストへ

ブダペストへは、ウィーン中央駅を7時40分に出発するレイルジェット(日本で言う新幹線)で向かいました。

電車のチケットは、日本でオーストリア国鉄のアプリで事購入していたので、メールで送られてきたPDFチケットをコピーし持参。

(事前購入していうと、キャンセル不可ですが定価の半額ほどのディスカウントチケットがあるんです!!)

プラハの時同様に、ウィーン中央駅に着くとまずは、電光掲示板に表示されているプラットホームを確認し、駅構内のカフェでラテを購入しホームへ。

プラハ行きの時の失敗を活かし、座席券も前日に購入していたので、今回は空席を探す手間もなかったので楽チン!

ブダペストまでの乗車時間は、約2時間半。距離は、東京ー大阪くらいの半分とはいえ、列車のチケットは座席券含めて約3,500円なのだから驚き!(日本の新幹線が高すぎ?)

朝早かったこと平日だったこともあり、車内は空いていました。

今回乗った電車には、スーツケースなどを置く大きめの荷物棚コーナーがあったので、そこに1泊2日分の大きめの荷物は置き、貴重品だけ見につけて車内では、仮眠をとりました。

(海外の電車での睡眠はスリの恐れがあるのでオススメはできませんが…。)

そして、10時過ぎにはブダペストケルティ駅に到着!!

ケルティ駅からグドゥルーへ

ブダペストケルティ駅は、プラハ駅やウィーン中央駅に比べると小さめの駅でした。

階段を降りて、下に行くと地下鉄駅(keleti palyaudvar駅)に続く通路がありました。地下鉄乗り場にある黄色の自販機で地下鉄24時間チケットを購入し、M2電車に乗り3駅のOrs veterans tere駅へ。(確か終点でした。)

地下鉄ですが、ほぼずっと外を走っているし、車内はクーラーないし(車両は綺麗でした!)、良いお天気なので太陽の光ガンガンで乗車時間10分ほどとはいえ、なかなかな環境の電車でした笑。

Ors veterans tere駅着後は、グドゥルーへ行くH8電車が発着する駅(というよりも、電停という感じの素朴な駅でした)へ続く地下通路を2分ほど移動しました。

地下通路には、日差しを避けて話す若者や路上ミュージシャンなどがいて、なかなか賑やかでした。

H8電車が発着する駅のすぐ前にある円形の建物に、チケットオフィスがあるので、グドゥルー宮殿(Godollo Szabadsag ter駅Ors veterans tere駅)へ向かう往復チケットをそちらで購入し、電車に乗り込みました。

(ちなみに、車内でもチケットは買えますが噂でハンガリー語しか通じない。と聞いたのでチケットオフィスで購入しました。)

乗り込んだ列車は、昔祖父と乗った南海電車を彷彿とさせる色合いと古さ兼素朴さで、もちろん?クーラーなし!座席も固めでした。

この電車に40分乗車かー。と思いましたが、

お客さんは、ほぼおらず貸切状態でしたので2人で席を移動したり、窓を開けて景色を眺めたり、喋ったり、バナナを食べたり、やりたい放題出来、意外と快適でした笑。

窓から見える景色は、最初は南米の街のような色褪せたカラフルな店や簡素な家々が並んでいましたが、ものの20分ほどで畑や木々、何もないだだっ広い土地が広がり、

なんとなく全体的に洗練されておらず荒れた感じがしました。失礼ながら、ハンガリーってちょっと貧しい国なのかな…なんて思ってしまいました。

素朴な景色を眺めること42分!目的地のGodollo Szabadsag ter駅に到着しました。

地方の無人駅のような風情の、これまた素朴ながら味のある駅でした。

案内板を頼りに、駅を背中にし、右手の方に5分弱歩いた先に、目的地“グドゥルー宮殿”を発見!!

憧れのグドゥルー宮殿

ウィーンを出発して約5時間!ようやく念願のグドゥルー宮殿に到着しました。

ここは、私の大好きなエリザベート皇妃が愛した城であり、そして彼女の末娘マリーがのびのびと育てられた、お屋敷でもあるのです。

シシィ(エリザベート)好きとしては、なんとしても訪れたかった観光地なのでピンクの外観が見えた瞬間は感無量でした!!

ブダペスト市内からは約1時間かかることもあり、観光客はブダ城やシェーンブルン宮殿と比べると、とても少なめでした。

宮殿内のチケットオフィスにてチケットを購入しオーディオフォンガイド(日本語あり)を借りました。(入場料とガイドで1,300円ほど。)

イヤフォンガイドを借りる際には、デポジットではなく、担保としてパスポートを預けなくてはいけなかったのですが、正直すごーく嫌でした。

一応ファイルに入れて、大事に保管してくれているようなのですが、パスポートって旅行中肌身離さず持つものだし、身分証明書だし、人に渡すことはなかなかないので、不安で不安で…すごーく嫌でした。

(かと言ってオーディオガイドを借りないわけにも行かず、差し出しましたが…。改善して欲しい。。。)

チケット購入後は、階段を上り見学開始!(展示室の撮影禁止のため写真ありません…。)

1735年にバロック様式で建てられた“ハンガリーのベルサイユ”と言われる美しい宮殿内をオーディオガイドを聴きながら、様々な部屋やハプスブルク家の名品や肖像画などを見て回りました。

特に印象的だったのが、やはりシシィゆかりのグッズや部屋たち!

水色の壁紙の可愛いらしい“小戴冠部屋”には、ミュージカル版のエリザベートで『私が踊る時』で着ているあの紺と白のドレスを着たシシィとフランツが戴冠している様子の大きな絵画が飾られていたり、

紫のカーテンが特徴的な部屋には、シシィの愛用した扇やレースの襟、フランツと歩くシシィや白いドレスを着て横を向く若いシシィの絵画などが飾られていました。

また、ハンガリーの人々からどれほどシシィは愛され(神聖化に近い)、またシシィもハンガリーを愛していたのかを象徴する逸話や、

シシィの末娘マリーをシシィがこの宮殿でどのような気持ちで育てたのかという話などがオーディオガイドでは聞けて楽しかったです。

(マリーは、シシィ曰く、オーストリア=ハンガリー王国統一で夫婦仲が少し回復したのちにシシィの“心の緩みの過ち”で出来た子とのこと。ゾフィーが嫌うハンガリーのこの宮殿出産し、育てたため、グドゥルーの姫としてハンガリー国民に娘のように愛され、シシィからの愛情も一身に受けて、のびのびと育ったそうです。)

その他にこの宮殿は、第一次世界大戦での敗戦による君主国の崩壊とともにハプスブルク家の手を離れ、ソ連侵攻後は宮殿敷地内をソ連軍の施設として1990年まで使われたこと。

ソ連軍が離れた後は、ハンガリーの誇りとしてこの宮殿を国を上げてハプスブルク家ゆかりの歴史的建築物として建て直し、国際会議も行われるまでに建て直しました!という建物の歴史と建て直しまでの軌跡の展示と説明もあり興味深かったです。

展示室を見た後は、カフェでケーキとコーヒーを頂き、

その後は、お庭を散歩しました。

“ハンガリーのヴェルサイユ”と言われている割には、お庭は“宮殿”のように整備されておらず、時折花が咲いている程度の一面芝生原でした。

ただ、その芝生原具合が、ちょっと地方のお屋敷という風情で肩肘張らなくても良いラフで自然な感じがして、ウィーンの宮廷生活に窮屈さを感じた自由なシシィが愛したのも納得の雰囲気でした。

(なんというか、草木も花も整備され綺麗に模様が作られているお庭も立派で綺麗だけれど“自由”がなくて窮屈な感じするけれど、

ここは、草も木も花も自由に伸び伸びしてる感じなので、人間も“規則”とか“しきたり”とかから解き放たれ、開放的な気持ちになれる感じがしました。)

お庭には、時折マリアテレジア像(彼女もこの地を愛したそうです)や、

空き缶やビニールなどゴミで作られた近代アートなどが展示されており、とにかく自由で“宮殿”というような雰囲気ではなく市民に愛されている公園のような親しみやすい風情でした笑。

電車が1時間に1本ほどしかないため、お庭を散策後は急いで宮殿内にある土産物屋さんで買い物をして、駅へ向かいました。

ちなみに、ここのお土産物屋は、あまり広くはないですが、グドゥルー宮殿限定の初めて見るシシィグッズがあったので、色々と買い込んでしまいました。(これだけ買って2,000円くらいでした!)

おわりに

行き同様、40分ほど電車に揺られブダペスト市内に戻ったのちは、

ハンガリーの偉大なるピアニストである、フランツ・リスト資料館を見学し、

その後ホテルにチェックイン。夕食はフォアグラ料理を堪能し、お散歩後ホテルに戻り就寝しました。

ウィーンからハンガリーは近かったものの、どうしても行きたかったグドゥルーはブダペスト市内から1時間弱かかるため、この日は移動が長く結構疲れちゃいました。

しかし、念願のグドゥルーは田舎娘シシィが愛したのも納得の、お庭は自然に近く、開放的で、自由な雰囲気で、人々もフランクで優しく、室内も明るく可愛い内装の素敵な宮殿で、

遠かったものの本当に訪れて良かった!と思える大満足の場所でした。

この日の後半の様子は、こちらから。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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それでは!ごきげんよう。

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