レビュー嫌いな私が、レビューが好きになったハナシ。

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

私は、宝塚を見るようになり約1年半。

本格的にハマり始めて約1年という初心者ファンです。

正直申し上げて、私はレビューが苦手でした…。

しかし、色々な作品のレビューを見ているうちに、自分なりに好みが分かるようになり、苦手意識は随分となくなりました。

そこで、今回は私にとってのレビュー、レビューを好きになっていった過程を紹介します。

レビューとの出会い

私にとっての記念すべき初宝塚は、2018年の月組『エリザベート』です。

宝塚というものに興味がありつつも、見る機会がなかったため、(禁止されていたので?)

宝塚にレビューなる、歌とダンスで展開される“2部”なるものが、存在することすら薄らしか把握していませんでした。

そのため、帝劇以外で上演される『エリザベート』を見てみたい!くらいの気持ちで宝塚デビューを果たした私は、

シシィがトートと共に黄泉の世界へと昇天?していくラストシーンに涙し、

気持ち的には、一呼吸置いて、幕が再度空いてカーテンコール。という流れを想定していたため、

昇天した次の瞬間には、余韻に浸る間もなく、

銀鏡にキラキラした服をきたフランツ(美弥るりか)が現れ、

(嫁死んだ直後になんだその服は!?と思った笑)

更に、天井からはミラーボールが出てきて、

『エリザベート』の曲に合わせて歌い踊り、

そして、その人数がどんどん増えていき……と、

息をつく間もなく、

『エリザベート』の世界観から強制的に引き離されていくこと、

急に“ショー”が始まったこと、

作品との温度差に驚き、

鳩が豆鉄砲を食らったようなキョトン顔になり、

ただただ戸惑い、「いつ終わるの?帰りたい…」という気持ちにすらなりました。

(運良く?悪く?1階の前方センターブロックの席だったので、周りに迷惑がかかるし、ジェンヌさんからも見えるので帰ることもできませんでした…。)

 

これが、私と“レビュー”との出会いでしたので、

お陰様で、

レビュー=作品の余韻に浸らせてくれない厄介な宝塚の制度

という悪いイメージがつき、苦手意識がつきました。

レビューへの根強い苦手意識

月組エリザベートでの短いレビューで苦手意識がついたためか、

その後テレビで放送された、

宙組『天は赤い川のほとり/シトラスの風』を見ても、

天は〜は、少女漫画特有のイケメンたくさんでキュンポイントもほどよくあり、ユーリという少女が知性と勇敢さで王女へとなっていくシンデレストーリーをとても気に入り、幾度となく見ても、

シトラスの風は、「メルヘンチックで甘すぎて、あまり好きじゃない…」という第一印象を持ち数分で見るのを断念したし、

 

花組『メサイア/beautiful garden』も、

メサイアは、キリシタンという元々興味のあるハナシだったこともあり、繰り返しみては毎回泣くほど気に入ったのに、

beautiful gardenの方は、TUBEとかT.Mの曲を宝塚の舞台でも歌うことあるんだ。

「リオ様的にもオールオッケー」って面白い!

くらいの感想しか持たず、これまた2度と見ることはなく、

 

レビューへの苦手意識がどんどん大きくなっていったのでした。

レビューが好きになったキッカケ

しかし、レビュー好き!と思うキッカケが昨年8月に訪れました。

それは、雪組の『MUSIC REVOLUTION 』です!!

甘すぎない衣装に、甘すぎない音楽、

むしろ、スタイリッシュな衣装に、ロックで軽快で疾走感のある音楽、

“MUSIC”と題名につくだけあり、全体を通して、様々な音楽のジャンルを通して世界旅行をしているようなショーに夢中になり、

「なんて、音楽も衣装もダンスも魅力的なの!!

レビュー今まで苦手だったけれど、好きかも!!!」

と思えるように。

そのため、BSで放送されたものの『霧深きエルベ〜』しか見ず、レビューどうせ好きじゃないから〜と放置していた、

『エストレージャス』をやっとこさ見てみることに。

“星”をテーマに次々聞いたことある曲で組子さんが歌い踊り、

ギラギラ、キラキラした照明が彼ら?彼女ら?をより魅力的に演出しており、

「あれ?私、レビューめちゃくちゃ好きかも!」

と思えるようになっていきました。

再び、苦手意識?感情迷子に

しかし、しかし、

その後昨年の10月に見た花組『CHARME!』は、

ショーとしての展開がよく分からず、

燕尾でみりおさんが男役の組子と絡み、背中を押したり、肩を叩いたりするシーンには感動したものの、

地下の舞踏会や光ちゃんが戦場にいて、華ちゃんが撃たれるやつなど、「?」と思ったり、ハマらないものも多く、

『IAFA』の後の短いレビューにも「リフトすごかった!」という薄い感想しか持てず、

「やっぱレビュー苦手かも。」という気持ちがリターン。

 

その間、テレビで見た『SUPER VOYAGER』は偉く気に入り、

「スーパーボイジャー!希望の海へ!」と真似して歌って踊ってみたり、繰り返し見たりしたので、

もしかして、私はただ雪組が好きなだけ?

という気持ちになり、結果私にとってのレビューへの気持ちが迷子になりました。

少しずつわかって来た“好み”

そして、今年の2月。東京宝塚に、

『アクアヴィーテ』を見にいき、私の中で大ヒット!

どの曲も、ダンスも、場面も気に入り、一応録画していた年始に放送された『アクアヴィーテ!』を観劇後繰り返し、繰り返し、何度も何度も家で見ることに。

(その結果、主人はウィスキーを飲むことを「アクアヴィーテする」と言うし、注ぎながら歌ってます笑)

そして、『MUSIC REVOLUTION 』がBSで放送されると、

『アクアヴィーテ』と同じくらい、もしくはそれ以上見るようになり、

更に、先日宝塚友達のお姉さんから『DRAMATIC‘S’』をお借りし、これまたヒットしお気に入りに。

そして、ようやく、自分のことが分かるようになりました。

それは、

レビューの好き嫌いが激しい!ということや、

 

メルヘンチックだったり、甘いレビューよりも、

テーマに一貫性があり、

スタイリッシュで、装飾が少ない衣装、

それでいて、キラキラ(ギラギラ)したレビューが好き!

ということが何となく分かるようになりました。

 

とはいえ、まだ見たことのあるレビューは少なく、

スタイリッシュでキラギラしたものでも、「うーん」というものも出てくるかもしれませんし、

甘くてメルヘンな雰囲気のレビューでもめちゃくちゃ気にいるものにも今後出会えるかもしれないし、

まだまだ分かりませんが、

また出会って1年の宝塚がくれた、ハッピーな日々、世界をこれからも楽しんでいきたいと思います!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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それでは!ごきげんよう。

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