気ままに夫婦2人で中欧旅行【4日目】後半!

2020-05-05

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

今回は、昨年の夏に主人と行った中欧旅行の4日目の後半について紹介します。

旅の日程、概要、旅行費、手配方法等についてはこちらから。

 

4日目の午前中から14時ごろまで、クリムトの壁画やフェルメールの絵画がある美術史美術館を満喫しました。その様子はこちらから!

美術史美術館を出た後は、フィルムフェスティバルを行っていた市庁舎やプラター公園、市立公園、楽友協会などを観光し、ホテルに早めに戻り翌日のハンガリー行きに備えて早々に就寝しました。

美術史美術館から市庁舎へのお散歩と激怒

美術史美術館を出て、次なる目的地はフィルムフェスティバルを行っている市庁舎を目指し、約15分間のお散歩開始!!

のつもりが……、

美術史美術館のある広場を出たところで、怪しい花売り?募金女性に遭ってしまいました。

花を急に渡され、「私妊娠しているから子供のために募金を」と言われ、

喧嘩っ早い私は、あまりの気分の悪さに激怒!

1度渡された花を彼女に投げつけ、日本語で大きな声で怒鳴りダッシュで逃走。

何の被害もなく、お金を取られることも、何かをすられることもなかったのですが、

3度目のオーストリア、治安が良いと思っていたウィーンで、初めての事件発生でかなりショックなのと同時に、腹立たしくて、市庁舎までのお散歩は台なしに!

国会議事堂や、ホーフブルクの入り口、フォルクス庭園を見ながら歩くつもりだったのに、全然何の風景も覚えていません。

この“事件”の詳細はこちらから!

市庁舎とフィルムフェスティバル

なんとか15分間歩き、怒りを落ち着け、辿り着いた場所はウィーン市庁舎!

市庁舎前の広場では、よくフェスティバルをしているのですが、私が訪れた7月中旬はフィルムフェスティバルを開催していました。

フィルムフェスティバルは、映画やオケ、バレエ、オペラの映像を上映するイベントなのですが、上映自体は夜からでしたので、私たちが訪れた時間は何も上映されておらず…。

しかし、市庁舎前ではウィンナーや寿司、タイ料理なんかの飲食店や、オクトーバーフェスのように各ビールメーカーの出店が沢山並んでおり、音楽も流れ、たくさんの人が食べ、飲み、喋り、愉快で楽しい雰囲気でしたので、

オタクリンガー(ウィーンと言えば!のビール醸造所)にて“シトラスラドラー”を購入し、昼間っからアルコールを摂取し、お祭りの雰囲気を楽しみました!

ちなみに、ラドラーとはビールに同量のレモネードなどを混ぜたもので、ビールに比べると飲みやすく、アルコール度数も低めなので、昼間のちょい飲みにはもってこい!のスッキリとしたジュースのようなビール飲料?でした。

色もほぼレモネードなので、罪悪感もゼロ〜笑。

アルコール補給の後は、市庁舎建物見学に!(外観だけ。)

個人的に、ここの廊下好きなんですよ。

ライトと柱、高い天井がどこまでも続いていっているように見えて、色んな想像力?妄想力?が湧くんですよねー。

ジャンバルジャンがコゼットを連れて逃げた修道院ぽい!とかハリーポッターのホグワーツの廊下ぽい!とか思って、

物語の世界に想いを馳せて、その世界の中に入れた気分になってテンション上がるんです。完全にイタイ女…。

この後は、市庁舎の裏にあるRathaus駅まで歩き、紫色のU2に乗り木造の観覧車が名物のプラター公園に向かいました。

プラター公園

Messe-Prater駅を降り、4分ほど歩きプラター公園に到着!

平日ということもあり、遊園地内は比較的空いていましたが、

電車に乗っている間に雲が厚くなってしまったようで、小雨まで降り出し始めました。

一応歩いて観覧車の乗り場まで行ったものの、

「これじゃぁ景色あまり見えないよね…。」ということになり、乗車を断念。

(今までで1番待機列が短かったんですが、天候が悪かったのでここまで来たのに、諦めました。)

「何のために、ここまで来たの?ただの遊園地じゃん!」と主人に言われながらトボトボ遊園地を縦断し、Wien Praterstern駅まで歩きました。

ここは、S1、S2、S7などのSバーン(快速電車)が発着する駅なのですが、その快速電車に近郊なら地下鉄のフリーチケット(私たちは1週間定期券)でも乗車することが可能なのです。

1駅、3分の距離しか移動しないにしては、大袈裟?な新幹線のような立派な電車に乗り、Wien Mitte駅まで向かいました。

市立公園をお散歩

Wien Mitte駅で下車後、数分歩きウィーン市立公園に到着!

この頃には、雨も上がり太陽が眩しいほどに良いお天気に。

今更なぜ…。これなら観覧車乗れたよね。と恨めしく思いつつ、広くて緑が豊かな市立公園をお散歩しました。

NYのセントラルパークのようにリスがいたり、ロンドンのジェームズパークのように水鳥がいたり、動物はいない落ち着いた公園で、

子供たちが遊具で遊んでいたり、大学生くらいの若者が喋りながらマンナー(ウィーン名物のウェハース)片手に歩いていたり、恋人たちがベンチでいちゃついていたり、“市立公園”の名に相応しい、市民の憩いの場でした。

あてもなくフラフラ歩いていましたが、奇跡的にかの有名な“ワルツの王”の金像にも行きつけました!

さすが、ウィーンの名物的な場所なので、ここには観光客が集まり、少し賑やかでした。

そして、それを狙ったコンサートのダフ屋?も沢山。笑。

観光客の中には、人が少なくなったタイミングを見計らって、白い台座まで行きシュトラウスさんと2ショットを撮って楽しんでいる人たちも。

(入っちゃダメじゃないのかな?)

私は、弾いたこともないのにヴァイオリンを弾く真似をして、シュトラウスさんと写真を撮りましたが、サマになってなさすぎて恥ずかしくて、写真は闇に葬りました笑。

その後は、公園の端まで歩き市立公園にバイバイしました。

ベートーヴェンとシューベルトと楽友協会

市立公園を出たのち、またフラフラと歩いていると何となく見覚えのある気難しい男の像が!

近づいてみると、やはり!ベートーヴェン!!

思いがけず、偉大なる作曲家さんに出会えて感動と興奮しました。

ちなみに、この近くの地名は“ベートーヴェンプラッツ”。

ベートーヴェンの名が地名になっているって凄いなぁ。愛されているんだなーとまた感動。

また、“ベートーヴェンプラッツ”の看板の下にある石碑には、

『フランツ・シューベルトは、1808年から1813年までここ(ウィーン楽友協会音楽学院の前身の寄宿制神学校)の学生でした。

オーストリア音楽芸術連邦教育芸術省

と書かれていました。

こんな街の一角にも、超有名な音楽家の軌跡が残っているんだ、彼らは確かに、200年前にこの地で生きていたんだ。と感じられ、

ウィーンは本当に音楽の街なんだ。と感激。

そのまま歩いていると、右手に“ウィーン・コンツェルトハウス”が。

そして、さらに歩いていると、憧れの“ウィーンの至宝”ベーゼンドルファーのピアノサロンが!

未だ、ここのピアノに触れたことはないものの、

テレビやCDで聴く限りでは、暖かく柔らかな音色が特徴で、リストの激しい演奏に耐えたことにより多くの音楽家に愛されたベーゼンドルファー。

私にとっての、永遠の憧れのピアノです。

(でもやっぱ私は、慣れ親しんだヤマハが好き笑。ちなみに、いまやベーゼンドルファーは、ヤマハの子会社…)

さすがに、私のヘナチョコなピアノの腕前ではピアノサロンに入る勇気は湧かず、外からピアノの並ぶサロンの様子を眺め、建物をぐるりと周り、反対側にある楽友協会へ。

演奏会は、開催されていない時間帯でしたが、多くの観光客が記念写真を撮ったり、団体客は説明を聞いたりしていて、賑やかでした。

おわりに

(この像は、美術史美術館にあった横山裕に似てる像です。なんかお気に入り笑)

この後は、オペラ座前まで更に歩き、

醤油が恋しかったので、オペラ座前にあるシュパにてお寿司を買い、U4Z(バス)に乗りホテルに戻り夕食は部屋で済ませました。

翌日からは、1泊2日でハンガリーに出掛ける予定だったのと、実はこの日体調がめちゃくちゃ悪くてフラフラだったので、

体調を回復させるために夜8時には就寝し、翌日以降に備えました。

4日目は、体調不良のこともあり、何時もに増してののんびり観光でしたが、

絵画や彫刻に触れ、音楽家の軌跡を感じ、ウィーンの芸術を軽くですが、感じることの出来た良い1日でした。

5日目は、ハンガリーに電車で向かい、シシィの愛した“グドゥルー”に行き、ブダペストにあるリストの博物館に行きました。

ハンガリーもとても良い国で、とても楽しかったです!

その様子については、後日!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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それでは!ごきげんよう。

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