私が友達と観劇にあまり行きたくない理由

ごきげんよう!楓華 @Wisfil_Fukaです。

突然ですが、私はあまり友達と観劇することがありません。

観劇するときは基本的に1人か、誰かと行くとしても母と主人以外とは滅多に観劇には行きません。

と言っても、私に友達がいないわけではありません!

大学時代の友達や職場の仲間、同期など少ないながらも一応!?友達はいます。

私は、友達の間で私はミュージカル好きとして有名なので、彼女達から、

「エリザベートっていうの見てみたい連れて行って!」や、

「山崎育三郎くん素敵よね。見たいんだけどー。」や、

「私、1回宝塚見てみたいのよね。今度行くとき一緒に連れてって!」など、

上記のようなことを言われることが多々あります。

でも、私はチケットの取り方を教えたり、おすすめの作品を教えたりをすることはありますが、

滅多にチケットをとってあげたり、一緒に行くことはないのです。

今回は、なぜ私が友達と極力観劇に行きたくないのか、行かなくなったのか、実にワガママな理由を紹介します!

自分のチケット取るのに必死だから。

私は、宝塚の友の会にも、誰の会にも入っていません。

(ちなみに、10年以上ファンの井上芳雄のファンクラブにも入ってません。)

そのため、見たい公演(ここでは宝塚とします)となると、めちゃくちゃ頑張ってあの手この手でチケットを取ります。

VISAゴールドなどカード先行、e+、ぴあ、福利厚生、生協、懸賞、などなど、チケットを取り扱っていそうなサイト、会社を探しまくり、挙句の果てにどこかにコネが転がってないか探し、

片っ端からチケットの抽選をかけまくる、先着順の場合はパソコンに朝から張り付く、アチコチで「私宝塚好きなんですー。」なんて言って回るのです。

そして、抽選申し込みする際には、最低1公演は見れるように、抽選が早く行われるプレイガイドに関しては、比較的取りやすい平日公演1枚でまずは、申し込みます。

早々に当選して初めて、友達が行ける休日公演のチケット2枚取得に手間暇をかけれるようになります。

しかし、人気の雪組公演や明日海さんの退団公演となると、なんとか1枚…しかも、家族全員の名義でやっと1枚ということもあるので、

友達と行く、激戦の休日公演など取る余裕がないのです。

(最初からずーっと休日公演2枚だと、1回も見れないリスクがあるので、それは避けたいのです。とりあえず、自分の分を取ってからでないと、友達との分のために動きません笑。)

ちなみに、最初に観劇は行くとしても、母か主人と言いましたが、母や主人と一緒に行く!と言っても、

それぞれ恨みっこなし!で各々1枚ずつ、自分の分のみ申し込み、たまたま仲良く同日公演チケットに当選したら一緒に行くということで、必ずしも隣同士で見るわけではないです笑。

(早々に各々1枚を既に取得済みの場合は、2枚で申し込んで隣同士で見ることもあります。)

つまり、友情よりも私は見たい公演を1回でも見たい!という自分の感情を優先するクズなのです笑。

ちなみに、友達の中には、「どうしても見たいから!」と自分で調べ、自力で私と見に行けるようにチケット取得を頑張ってくれる子もいるので、

その場合は、私も彼女のために早期から2枚で申し込むのですが、

「いつも何公演も見てるんだから、チケットなんて余裕でしょ?」くらいのスタンスの子のためには、頑張る気はありませんし、

どれくらい必死で、チケットを取得しているのか熱く話しても分かってくれない子には、

友達とはいえども東京宝塚劇場には連れて行けません笑。

キャストにこだわりがあるから。

「今度、高畑充希ちゃんがミス・サイゴンやるんでしょ?見てみたい!」

というように、テレビに出ている女優、俳優が舞台に立つとなると、このようなことを言われることがあります。

好きな作品となると、複数回観劇することが多いのですが、

「好きとはいえ、今回は1回で良いかな〜。その時期は他ので見たのあるし♪」

なんて作品も私の中ではあります。

そして、貴重な1回となると、キャストはめちゃくちゃ厳選します。

例えば、本来ならば今頃見に行っていたであろう『ミス・サイゴン』。

キムは昆ちゃん、クリスは海宝くん、エレンはゆきちゃん、エンジニアは市村さん以外…。

というように、貴重な1回なので妥協を許しません。

しかし、大体において友達が見たい回というのは、市村さんや、櫻子ちゃんなど“有名人”が出る日です。

そして、私にとっての超豪華キャストは、友達にとっては、「海宝さん?だれ?ゆきちゃん。はい?」という扱い。

複数回見に行っても良いかな?と思う作品、タイミング(その時期に他の面白そうな作品がない時期)だと、

“有名人”キャストでの観劇付き合いしないこともないのですが、

1回で良いやー。と思っている時に、これをお願いされると面倒…。

しかも、「チケットを取るお手伝いだけならするよ!」と言っても、

「慣れてる楓華ちゃんと行きたいの。1人じゃ無理!」なんて言われたりするので更に面倒…。

帝劇に怪獣は住んでいないし、舞台観劇中に殴られることも、変な人に絡まれることもないので、1人で安心して観劇できると思うのですが、

“一緒に”を強調されると断りきれないので、どう交わそうか悩んでしまいます…。

自分の観劇に集中出来ず楽しめないから。

これが1番大きな理由かもしれません…。

完全にこれは私が悪いのですが、友達と観劇に行くと集中出来ないのです。

というのも、

「楽しめているかな。つまらなくないかな。寝てないかな。私の贔屓の良さ伝わっているかな。」

なんて考えてしまったり、

友達が前のめりで観劇し始めたり、急にカバンをゴソゴソし始めたときに、

注意しなくてはいけないけれど、しにくくて、「周りの人に迷惑かけてしまった。」と罪悪感に苛まれてしまったり、

大好きな作品だと、オープニングから「久々に見れたー!」と号泣していまうこともあるのですが、

ここで泣いたら変人だと思われてしまう…と変な自制心が働き感情を押し込んでしまったり、

私の贔屓今回キモい役だけど、「うわ、こんなキモいの好きなの。」て思われてるかも…と思ってしまったり、

と友達が隣にいることによって、あらゆることを考えてしまって観劇に集中出来ず、消化不良を起こしてしまうのです。

1人、もしくは母や主人と見に行くと、感情を爆発させて泣くことも、贔屓の登場に密かに興奮することも、隣に気を払いすぎることもないのですが、友達だとどうもダメなんです…。

価値観は人それぞれだから

これは、「集中出来ない」と少し被っているのですが、

どんなに私が好きな作品、おすすめ!だと感じても、

友達と言えども、それぞれ好みは違うし、価値観も感じ方も違います。

そのため、一緒に見に行っても必ずしも友達が楽しんでくれ、満足してくれる自信がなく、

開演前も、観劇中も、閉演後も何となくザワザワして、ワクワクしたり、集中したり、感動したりがイマイチ出来ないのです。

数年前に、「井上芳雄を見てみたい!」とあまりにもしつこいので、1度友達と『エリザベート』を見に行ったことがあります。

運良く、1階席のトート閣下が通る通路の真横の席が取れたので、通路側の席を彼女に譲り、世界観を理解出来る様に、開演前にストーリーなども説明しました。

しかし、閉演後の友達の反応はかなり薄く、感想を一言も言わなかったのです。

「あ、これ全然楽しめなかったんだな。」と少し残念な気持ちになり「あまり楽しめなかった?」と聞いてみると、

「演者さん凄いなー。と思ったけれど、ストーリーに魅せられなかったというか。ふーんって感じで特に何も感じなかったかな。知らない人ばっかだったし…。」とのこと。

(ルキーニも成河だったし、“有名人”は出てなかったかも…)

「まぁ、人それぞれ価値観は違うし、皆が皆エリザベートが好きだとチケット取りが今後大変になるから良いか!」と良さを分かってもらえず、悲しいなと思いつつも割り切りました。

しかし、その数年後、その年のエリザベートのチケット抽選のお手伝い(主人と行く分)をお願いしたら、

「いやーホント好きだね。旦那さんもよく付き合うよ。」

と呆れた風に言われてしまい、イラ〜としてしまいました。

うちの主人は、東宝、宝塚ver(花組)両方の『エリザベート』をDVDで見てどハマりした人なので、無理矢理連れて行こうとしているわけでもないのに、

自分が面白くないと思った=私以外の人は面白くないと思う。

というような思考回路で話をされ、彼女と観劇するために使った労力が馬鹿馬鹿しくなり、彼女に大きく失望しました。

 

このように、自分が面白い!と思ったものを必ずしも友達も面白い!素敵と思ってくれるとは限らず、そして自分の価値観にも自信がないので、(なくなったので、)

極力友達とは一緒に観劇をしたくないのです…。

おわりに

とはいえ、比較的好き嫌いの少ないと予想され、

かつ人気とはいえ半年ほど待てばチケットが取れやすい、

劇団四季の『リトルマーメイド』や『アラジン』なんかは、友達にお願いされるがままチケットを取り、一緒に行ったことは何度もあります。

ただ、この場合は半年先だけれど絶対に忘れないよう念押しし、事前にチケット代も貰っておいて、

「先すぎて忘れてた。」ということや、

チケ代の貰い忘れ、貰ってないことによる、ドタキャンを起こさせないように気をつけています。

ちなみに、嫌なことばかりを書きましたが、一緒に観劇したことにより、

ミュージカルにハマってくれて、一人でも行くようになった子がいたり、

「(朝ドラのエールの)ミュージックティーチャーってルドルフの人?あの日見れて良かったよ!」と言ってくれたり、

と嬉しいことも少なからずありました。

しかし、それでもやはり、

連れて行ってあげたい気持ちよりも、とりあえず1回自分が見るチケット!

を優先してしまい、友達との観劇は2の次3の次にしてしまうのです。

観劇ファンを増やしたい!裾野を広げたい!と思っているにも関わらず、

あまりにもワガママすぎですかね…。でも私もこの趣味のために割と必死なんですよね…。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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それでは!ごきげんよう。

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